■備えあれば憂いなし-今日の話題 家の中で3か所に分けたい防災グッズ! 防災グッズを購入し、その時に備え準備している人は、年々増えつつあります。防災食の準備をしている家庭の割合は、約60%になってきているといわれます。非常持ち出し袋は、家族全員分ではないが用意している家庭は約35%、防災対策を進めている家庭は約40%。毎年、頻発する自然災害、何十年に一度と前置きを置いた気象庁の警戒報道も、本当に多くなりました。災害の激甚化もたびたび見られるようになりました。ところで、みなさんの家庭では、用意した防災グッズをどこに置いているでしょうか。多く耳にするのは、玄関付近にまとめて置いているというものです。私も、昔はそうしていました。2~4年ぐらいに一度は、大きな災害のニュースを聞いたきっかけで、中身の確認はしていたものの、セットになったものをマイリュックサックに入れていたに過ぎませんでした。東日本大震災時に、都内にいた私は、暗くなった人でごったがえす都内の道路を、大きな余震を感じつつも、ヘルメットもせず無防備で2時間ほど歩いた経験をしました。その後、防災グッズも、セットされたものだけで十分でないとわかり、ヘルメットや底がやや丈夫な運動靴等を別途準備したものです。数年前でしょうか、セットに入っていたレトルト食品や、水を入れるだけで食べられるという食品を開封して、びっくりしました。写真ではおいしそうに映ったピラフは、変色していて、レトルトのおかずは、変な薬品臭さを感じました。賞味期限はギリギリセーフでしたが、食べられませんでした。その頃から、防災食は日常的に食しては買い足すという、ローリングストックの重要性を強く思うようになったものです。またセットに入っていた雑貨類も、変色やカビかなと思うような色づきもあり、さらに別に用意していたタオルや軍手も、黄色っぽくなり臭いも感じたため、捨てざるを得ませんでした。そうこうする中で、より頻繁に、例えば1年に1度ぐらいは、雑貨も使用して入れ替えるようにしました。それと、今日のテーマである「防災グッズの分散化」を行うようになりました。1か所目は、玄関付近の収納棚です。横1.8mほど5段ほどの棚は、非常時に備えた置き場として徹し、避難所に行く必要が生じた時向けのもの、在宅で過ごし続ける場合のものと分別しました。2か所目は、寝室です。寝室は、もし、1階が押しつぶされてもと2階にしています。すぐに着替えられるよう着替え類はそもそもあります。足元の安全を保つべく運動靴、懐中電灯も置いています。3か所目は、キッチン裏です。別の当欄で紹介しますが、シリアル、米菓、栄養補助食品、缶詰を保管し、こちらは、食べては補充を繰り返すようにしています。その時の災害によって、また被災の程度で、どのように命をつなぐか変わるものですから、普段の生活を考えながら、その時に使う、食すものを、使う、食すところ、導線上に置くことを、今後も工夫して、さらに改善していきたいと思っています。 |
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★この日に起きた災害や事件、事故 三河地震(昭和20年)M6.8死者2,306 |
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