1月23日 朝礼話材

■備えあれば憂いなし-今日の話題
マネジメントの7原則!  ISOマネジメントシステムの中の「品質マネジメントシステム」のファミリー規格のひとつに「ISO9000-品質マネジメントシステム-基本及び用語」に、品質マネジメントの7原則が書かれています。冠に「品質」と付いてはいますが、他の要素を含め、すべてのマネジメントの原則であり、基本であると言って過言ではないと思います。マネジメント7原則をお伝えしましょう。引用文献は「JIS Q 9000:2015」です。「マネジメントの概念及び原則は、組織に、ここ数十年とは本質的に異なる環境からもたらされる課題に立ち向かう能力を与える。今日、組織が置かれている状況は、急速な変化、市場のグローバル化及び主要な資源としての知識の出現によって特徴づけられる。」とし、「品質マネジメントの主眼は、顧客の要求事項を満たすこと及び顧客の期待を超える努力をすることにある」としています。品質は取ってしまって、顧客を利害関係者や市場、社会に変換すれば、どのマネジメントシステムにも同様のことが言えるでしょう。7原則とは、「顧客重視」「リーダーシップ」「人々の積極的参加」「プロセスアプローチ」「改善」「客観的事実に基づく意思決定」「関係性重視」です。規格を引用するなら、「顧客重視」は、「持続的成功は、組織が顧客及びその他の密接に関連する利害関係者を引き付け、その信頼を保持することによって達成できる。~略~。顧客及びその他の利害関係者の現在及び将来のニーズを理解することは、組織の持続的成功に寄与する。」としています。「リーダーシップ」は、「目的及び目指す方向の一致並びに人々の積極的な参加によって、組織は、その目標の達成に向けて戦略、方針、プロセス及び資源を密接に関連付けることができる。」としています。「人々の積極的参加」は、「組織内の全ての階層にいる、力量があり、権限を与えられ、積極的に参加する人々が、価値を創造し提供する組織の実現能力を強化するために必須である。」としています。「プロセスアプローチ」は、「活動を、首尾一貫したシステムとして機能する相互に関連するプロセスであると理解し、マネジメントすることによって、矛盾のない予測可能な結果が、より効果的かつ効率的に達成できる。」としています。「改善」は、「改善は、組織が、現レベルのパフォーマンスを維持し、内外の状況の変化に対応し、新たな機会を創造するために必須である。」としています。「客観的事実に基づく意思決定」は、「意思決定は、複雑なプロセスとなる可能性があり、常に何らかの不確かさを伴う。意思決定は、主観的かもしれない、複数の種類の、複数の源泉からのインプット、及びそれらに対する解釈を含むことが多い。~略~。客観的事実、根拠及びデータ分析は、意思決定の客観性及び信頼性を高める。」としています。「関係性重視」は、「密接に関係する利害関係者は、組織のパフォーマンスに影響を与える。持続的成功は、組織のパフォーマンスに対する利害関係者の影響を最適化するように全ての利害関係者との関係をマネジメントすると、より達成しやすくなる。提供者及びパートナとのネットワークにおける関係性管理は特に重要である。」としています。ISOマネジメントシステムに取り組んでいるいないに関わらず、事業継続に欠かせない原則と言えます。
コラム:防災用語 「水蒸気爆発」非常に高温となっている物質が水に触れたとたん、気化して勢いよく破裂する現象を言います。一般的には火山噴火の現象のひとつとされています。地下のマグマが、地中の水分と接触して水蒸気が発生し、それが月日の中で蓄積され圧力を増していき、ある日突然に一気に爆発して、周囲の岩石等を破壊、破裂させ噴出させます。
★この日に起きた災害や事件、事故
なし

コメント

タイトルとURLをコピーしました