■備えあれば憂いなし-今日の話題 胆振東部地震が教えてくれたこと! 北海道南西部で発生した「胆振東部地震」は、北海道全域に影響が及んだ地震であり、そこから学ぶべき教訓が多数見えています。「北海道胆振東部地震」は、2018年9月6日の真夜中3時7分に発生した最大震度7の巨大地震でした。死者43名、負傷者782名、全半壊2,129棟を数える大きな被害となりました。震度7の地震は、“阪神・淡路大震災”“新潟県中越地震”“東日本大震災”“熊本地震の前震・本震”に続く6例目でした。観測されてからわずかな期間で6例目は極めて異常とも言えますが、専門家の方々は、そのくらい日本列島の地下は地震の巣となっていると言います。この地震被害のポイントは、山岳崩壊と言われる多数か所の土砂崩れ、2,900か所に及ぶ液状化での各所道路の隆起や陥没、北海道全域に及ぶ大規模長時間停電、等の発生です。この「胆振東部地震」は、その後多くの学びがあったとして複数の教訓ホームページや文書が作成され公開されています。いくつか紹介しましょう。①株式会社さくら事務所による「北海道胆振東部地震の教訓10選から大規模停電・通信障害、出先の被災の備えは?」は、教訓がよく整理されていてわかりやすい作りとなっています。1.夜中に発生・大規模停電・通信障害が発生した地震、2.日本初の大規模停電(ブラックアウト)の発生、3.街で起きていたこと~大規模停電の影響、4.通信障害への影響、5.地震後の道路を通るときの注意点、6.地震はいつ起こるかわからない、等で構成されています。北海道胆振東部地震の教訓10選~現地で体験した大規模停電と通信障害 (sakurajimusyo.com)、②自治体職員のための政策情報誌[プラクティス]を発行する公益財団法人北海道市町村振興協会は、その2019冬号№28でその名もずばり「教訓・胆振東部地震」をまとめPDFで教訓を伝承してくれています。震源となった厚真町の町長によるインタビュー記事、防災力向上のヒントを探るとした検証記事、リレーインタビュー“胆振東部地震に学ぶ災害対策”等々が記されています。18110488PDFfl[ŁiŠp_„©−J‡«72.pdf (do-shinko.or.jp) 、③NHK札幌放送局のホームページ内にある特集サイト「胆振東部地震5年」ページ。“あの日のこと、覚えていますか?”“ほっとニュース北海道で放送した被災地現状や復興への取組み記事”“私の再出発点胆振東部地震~札幌局勤務だった糸井アナウンサーの地震発生直後からの記録”“胆振東部地震5年関連ニュース”“地震・津波への備えできていますか?”“こちらの特設サイトもご覧ください”等で構成されているページです。胆振東部地震から5年 | NHK北海道、ぜひ参照されることをおススメします。 |
コラム:防災用語 「消火器」ひとくちに消火器といっても、多くの種類があります。「粉末消火器」「強化液消火器」「住宅用消火器」「エアゾール式簡易消火具」等です。それぞれに特徴があり、良い点と不向きな点とがあります。通常、よく見る消火器は、ABC消火器と呼ばれ、普通火災、油火災、電気火災いずれにも使うことが可能です。家庭用スプレー式を除き、基本的に使い方は同じです。安全ピンを抜く→ノズルを火元に向ける(火そのものでなく、火がでているところ)→レバーを強く握るという手順です。火が天井まで届いてしまったなら、むしろ初期消火をあきらめて、安全な場所に身を移しましょう。 |
★この日に起きた災害や事件、事故 犀川スキーバス転落事故(昭和60年)死者25、負傷者8 |
コメント