10月15日 朝礼話材

■備えあれば憂いなし-今日の話題
災害の記録でもあるノンフィクション書籍を読もう!  大規模な災害が起きると、その後にその災害を描いたノンフィクション書籍が数多く発刊されます。それらノンフィクション書籍は、見舞われた大規模災害の記録でもあり、かつ教訓を伝承する防災本とも言えます。今日は、過去の大規模災害で、その後発刊されたノンフィクション書籍のいくつかを紹介したいと思います。①「河北新報のいちばん長い日」河北新報社著ː東日本大震災が発生した直後から、地域に根差す新聞社として被災状況をいち早く読者に伝えたい、無発刊を避けたいと奮闘する記者や新聞社の裏舞台を描いたドキュメントです。生々しさが直接伝わってきた書籍です。②「ドキュメント豪雨災害西日本豪雨の被災地を訪ねて」谷山宏典著ː2018年に西日本一帯を襲った豪雨を描き、大災害を生き抜く知恵を新常識として多く示したドキュメンタリー書籍です。昨今頻発する土砂災害への教訓作品です。③「全島避難せよ-ドキュメント伊豆大島大噴火」NHK取材班ː1986年11月に発生した伊豆大島噴火の模様と全島避難を指揮し島民の命を守り帰島に至るまでを追った書籍です。以下書籍も私のおすすめ本です。④「救命-東日本大震災、医師たちの奮闘」海堂尊監修、⑤「おいで、一緒に行こう」森絵都著、⑥「熊本地震-情報発信のメディアサイトで何を伝えたか」工藤英幸著、⑦「日本大災害の教訓-複合危機とリスク管理」竹中平蔵・船橋洋一共著、⑧「東日本大震災-葬送の記」菅原裕典著、⑨「災害がほんとうに襲った時-阪神淡路大震災50日間の記録」中井久夫著、⑩「希望の地図-3.11から始まる物語」重松清著、⑪「最後の声-ドキュメント災害関連死」山川徹著、⑫「災害特派員-もう一つの南三陸日記」三浦英之著、⑬「地震発生!玄界島へ出動せよ!自衛隊最強の舞台へ-災害派遣編」二見龍著、⑭「ドキュメント御嶽山大噴火」山と渓谷社編、⑮「大火砕流に消ゆ-雲仙普賢岳報道陣20名の死が遺したもの」江川紹子著、⑯「ドキュメント新潟県中越地震-10・27奇跡の救出」Jレスキュー編集部編著、いずれの書籍も、これからを生きる私たちに、大切なことを教えてくれています。災害発生が遠い過去の話になっていっても、常に生き続けている教訓がいっぱい詰まっています。
コラム:防災用語 「震央/震源」震源はよく耳にしますが、震央はあまり知られていないかも知れません。途中にある岩盤の崩壊が始まった点が震源で、その震源の真上に当たる地表点が震央です。震源からの距離や地中岩盤の強さ等によっては、震央よりも離れた地点の揺れが大きい場合があります。震源の破壊エネルギーをマグニチュードで示し、地表の揺れの大きさを震度で示します。
★この日に起きた災害や事件、事故
参宮線六軒駅事故(昭和31年)死者42、負傷者94

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