10月17日 朝礼話材

■備えあれば憂いなし-今日の話題
食中毒に注意!  すでに10月に入り中旬となっていますが、この時期に気を付けなければならないことのひとつに「食中毒」があります。言うまでもありませんが、食中毒は、食べ物に含まれる有害な微生物や毒素を口にすることで引き起こされる病で、腹痛や下痢症状を引き起こし、酷い場合には死に至る病です。いろいろな原因がありますが、微生物と言えば、細菌やウイルス、寄生虫といったところでしょうか。それらに毒素が生成又は有していると、それを食すことで発症します。原因となるものと食中毒を防ぐ方法について、8つほど箇条書きで示してみたいと思います。①生肉や生魚:生肉は普段から注意している人は多いと思います。生魚は、刺身や寿司の形で食すと思いますが、腸炎ビブリオ菌やアニサキス残存していることがあります。一度冷凍保存され解凍したものや、熱を通したものは菌が死んでいますが、生で喫食する美味しい食材ほど要注意です。②食器や菜箸:食器や菜箸に菌が残っている場合があります。洗剤で洗った後に、乾かそうとふきんやタオルに立てかけている最中に、そこから移ることもあるでしょう。使用する直前に洗い流す習慣をつけたいものです。③地下水、井戸水、貯留タンク水:通常は水質検査され、飲用が適と評価されており、危険はありませんが、台風や浸水、地震などによって配管が損傷し、断水にはならない程度に、水質が悪化することもあり得ます。煮沸しフィルターろ過するといった対策、または口にせずペットボトル飲料に替えることが望まれます。④保存状態の悪い食品:食品はどうしても月日の過程で劣化します。その劣化過程で菌が繁殖することがあります。消費期限・賞味期限前だから大丈夫とせず、食す時には目と鼻での確認が重要です。逆に衛生管理が良い真空包装食品は期限後でも食せる場合があります。⑤食材本来の知識不足:食材(肉、野菜、果実等)は、本来の色、味、食感があります。変色や臭い、異食感覚がわからないと気づけずに食する可能性が高まります。食材知識は割と重要です。⑥体調の悪さ、不衛生:料理を作る人も食べる人もいずれも健康であることが重要です。特にノロウイルスによる食中毒リスクが高まります。また手洗いやうがいといった普段からの習慣は、感染症時のみならず必要であり、最大の食中毒防止対策です。
コラム:防災用語 「新耐震基準」新耐震基準は、1981年6月に施行された建物耐震基準で、震度5強では多少の損傷、震度6強でも倒壊は免れるとした基準です。従って、新基準施行後に建設された建造物は、この基準が適用されています。しかし、施行以前に建造された建物は、旧耐震基準によるもので、震度6弱まででも倒壊する可能性がありますが、実際にそのような建物が多く残り、新基準は満たしていないものの許容されている「既存不適格建築物」と呼ばれています。早期の耐震化が望まれています。
★この日に起きた災害や事件、事故
台風第20号(昭和54年)死者・行方不明者115、家屋全壊・流失139、サンフランシスコロマブリート地震(平成元年)M6.9、死者62、不祥事3,200

コメント

タイトルとURLをコピーしました