■備えあれば憂いなし-今日の話題 心配性と防犯・防災は紙一重!? 私は、まわりの人々から「心配性」だと見られていると思います。常に防災・減災についていろいろな資料を調べ、あるいは被災地を訪ね、被害を最小限に留めるための知見をまとめ、発信しているその姿は、確かに「心配性」そのものかも知れません。「心配性」は、性格のひとつであり本能のひとつとも言われています。危険を事前に察知して回避する力ですが、度を超すと疲弊するとも言われています。度が過ぎる心配性を克服するには、医療法人社団平成医会ホームページから引用すると、①人を信頼すること、②ポジティブ思考にすること、③冷静に考え受容すること、④紙に書き出して評価すること、⑤不確定な状況を受け入れること、だそうです。確かにそうだなぁと思います。しかし、その心配性が、ブログ発信になっていて、また発信するためにいろいろな情報を集め、整理する、企業向け指導に活用するといった仕事にも繋がっています。きっと紙一重なのでしょう。心配性の方が、リスクの洗い出しにはめっぽう力を発揮しそうです。労働安全衛生の分野でも、道路交通安全の分野でも、そして情報セキュリティーや食品安全、品質管理や環境保全に至るまで、企業を支援するマネジメントシステムすべてに、その発揮が期待されていると言えます。想定外を想定内としていくためには、心配性という性格がなにより貢献してくれることでしょう。もっともどこからそんな性格が培われたのかと言えば、もちろん勉強してきたからという部分もありますが、おもてなしをベースとするホテルマン時代ではなかったかと思うのです。相手を思いやること、相手のかゆいところを探ること、トラブルになりそうな点に事前対策を打つ、等々です。今、相手を思いやるおもてなし精神が維持されているかというと、やや疑問ですが、いろいろな多方面に気を向け、察知した危険を回避し、あるいは喜んで頂けることを先手で打つ素地は、今も有していると思っています。今日の本コーナーは、少し自己紹介ぎみになってしまいましたが、きっとみなさまの中にも同じような人がいるかと思います。心配性を良い性格だと思うようにしませんか。 |
コラム:防災用語 「治山治水緊急措置法」治山治水とは、植林等により山林を整え、河川を整備し、水流をよくすることで氾濫を防ぐことです。防災につながる法律は、実際に発生した災害が契機となっていることが多く、本法律も「狩野川台風」による災害をきっかけとして昭和35年に公布された法律です。治山治水事業を緊急かつ計画的に行い国土の保全と開発を図るとしています。 |
★この日に起きた災害や事件、事故 酒田大火(昭和51年)死者1、負傷者1,003、ソウル梨泰院ハロウィン群衆雪崩事故(令和4年)死者158、負傷者130 |
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