■備えあれば憂いなし-今日の話題 雪道で動きが取れなくなったら・・・ あと1か月もすると北陸から東北、北海道は雪の季節がやってきます。昨年は各地で積雪量が多く、特に主要幹線道で、長時間に渡る立ち往生が発生しました。今日は、少し早い話しになりますが、雪道で動きが取れなくなったら、をテーマに普段からの心掛けや準備品、その状況下になったならどうすればよいか、考えてみたいと思います。まず、身動きできなくなった時の対処です。必要なことは、身の安全確保です。車内に留まるか、車を置いて歩き出すか、判断に迷うところです。無理をせず我慢しないで早い段階で救助要請しましょう。携帯の電池が切れる前の最初の利用です。次に救助してもらえない、または相当の時間がかかりそうだという時、最寄りの在宅していそうな民家や商店があるか、そこまで徒歩で行くことが可能かどうか調べます。携帯の2番目の利用です。最寄りに避難できそうなところもない場合、車背面のマフラー(排気ダクト)に雪が詰らないよう、ある程度の空間を作ります。そして、エアコンの暖房は寒くない程度までギリギリ下げて、新聞や雑誌、タオルやハンカチ等を使って体に巻きます。車の中に積んである飲食料があれば、少しずつ口にできます。窓を少し開けて雪を少し頬張れば渇きは癒せます。可能であれば車か携帯かどちらかからニュースで現状把握しましょう。このような手順で、半日~1日程度凌げることが出来れば、助かります。閉じ込められたとき、大事なのは自分の命であって、仕事でも会社でも取引先でもありません。この認識が重要です。さて、次の課題です。このような事態は、現在ニューノーマルになりつつあります。決して想定外ではありません。雪道を走る日常があるなら、身動き取れなくなるのも日常なのです。そう捉えて、対策を打っておくことです。①雪道用のタイヤに替えておく:結構、ノーマルタイヤで走っている車両が多いと聞きます。②雪道の運転に慣れる:走り方にも雪道なりの技術が必要でしょう。③防災グッズを積んでおく:車両1台用のグッズがあります。また最近ではそのような時向けのシェアし合うグッズも出てきています。防寒対策グッズも忘れずに。④ガソリンは常に満タンに、携帯電話も電池満タンかつバッテリーを持つ:最重要です。⑤家族又は知人、会社等に行き先をきちんと伝えておく:情報が途絶した時に、救助の支援をしてくれる可能性が高まります。雪道を知っている人より知らない人が立ち往生して、何キロもの長いストップ渋滞を発生させがちです。今冬くれぐれもご注意を! |
コラム:防災用語 「リスクマネジメント」リスクマネジメントとは、一般に企業に取り巻くさまざまなリスクを網羅性をもって抽出し分析し、そのリスクが及ぼす影響を評価した上で、事前に講ずべき対応策と、発生後に対処すべき対処策を可視化、必要な準備をし、あるいは発生時を想定したテストを行う体系的な管理策をいいます。 |
★この日に起きた災害や事件、事故 茂尻炭鉱ガス爆発(北海道赤平・昭和30年)死者60、負傷者17 |
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