■備えあれば憂いなし-今日の話題 日本で発生した大火、大規模火災とそれらの教訓! 消防白書によれば、大火とされる広域に及んだ火災は、1970年以降で3件発生しています。もっとも焼失面積が大きかったのは、阪神淡路大震災により発生した火災で、神戸市長田区と兵庫区で計6か所からの火災で計53.2万㎡となっています。1985年の冬1月、朝方6時少し前を襲った直下型地震で、ストーブや朝食支度のガスコンロ等からの出火もあったのでしょう(原因は不明とされています)、道路が瓦礫でふさがれたことによる消火活動の困難さ等によって拡大、被害が大きくなったとされています。他に、1976年に酒田市、2016年に糸魚川市で大火となりました。酒田の大火は10月の夕方18時前、糸魚川の大火は12月の昼前10時過ぎでした。死者数は、酒田の大火で1名、糸魚川の大火ではゼロであったのに対して、神戸市の火災では、同火災地区でなんと234名が亡くなっています。大火を防ぐその教訓については、それぞれの大火後に内閣府防災担当の資料で見ることができます。教訓については、例えば、酒田の大火の教訓では、①燃えない街づくり、②応急対応力、③住民の防災意識、④住民への後方・情報伝達である、としています。さて、それでは、大火ではないが規模が大きかった過去の火災はどうか追ってみましょう。1970年以降で死者10人以上となった火災は、24件でした。死者数では、118名を出してしまった大阪千日デパート火災、次いで104名の熊本大洋デパート火災、45名の栃木川治プリンスホテル、44名の新宿歌舞伎町雑居ビル火災と続きます。また、京都アニメーションや大阪北新地ビルクリニック等の凶悪な放火火災でも多くの死者がでました。セコムやソフトバンクのホームページ内に避難方法やとるべき行動のポイントがあります。参考までに。第356回 雑居ビルにいるとき火災が発生したら?命を守る避難方法のポイント|女性の防犯・防災対策|あんしんライフnavi|防災対策・セキュリティのセコム (secom.co.jp)、高層ビルで火災が発生…。災害時の対策とや避難方法 -防災行動ガイド – ITをもっと身近に。ソフトバンクニュース (softbank.jp) |
コラム:防災用語 「無酸素症」何らかの原因、例えば酸素欠乏下での作業等により、生体組織、例えば脳等に十分な酸素量が送られずに、中枢神経に障害をもたらし、けいれんや意識喪失、強いては死亡に至る症状を、このように言います。途中の症状を低酸素症、脳に障害をもたらしている場合、低酸素脳症等と呼びます。 |
★この日に起きた災害や事件、事故 なし |
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