■備えあれば憂いなし-今日の話題 保険会社のホームページから防災・減災を学ぶ! 保険会社、特に損害保険を取り扱う各社では、そのホームページ内に「防災・減災」に関わるサイトを置いて、さまざまな形で一般に広く防災の呼びかけを行っています。いくつかの保険会社のホームページ当該サイトを見てみましょう。①損保ジャパン:ホームから最下段にある「お役立ちコンテンツ」に進むと、その中に「防災・減災への取り組み」というコンテンツがあります。防災・減災への取組み | 【公式】損保ジャパン (sompo-japan.co.jp)、進むと「専門家のアドバイス(災害対策)」があります。ひとつひとつのアドバイスは、ジャパンダチャンネルに繋がっています。そのジャパンダチャンネルは総合情報サイトとして、トラブル・マネー・収納・トラベル・ドライブ等各種生活情報を提供してくれていますが、とりわけ「トラブルCh」に入ると、災害が起こった際の対処法や、災害に備える備蓄品の紹介等を含んだ「防災・減災」ページに飛べます。ここは、備え・防災アドバイザーである高荷智也氏による記事や、タグが多く設置されています。トラブル解決術一覧では、Q&A形式で多くの災害場面での対応法が書かれています。さらに、別ページでは、損保ジャパンの防災活動として、防災ジャパンダプロジェクトと称した子どもたち向けのコンテンツ、活動紹介が行われています。このプロジェクトは、同社とNPO法人プラス・アーツ社、ゆめみトランク社がコラボして行っている事業で、防災カードゲーム等も紹介しています。防災ジャパンダプロジェクト | 【公式】損保ジャパン (sompo-japan.co.jp)、もうひとつ、損保ジャパンでは、防災関連サイトを越えて、今年9月1日、東京日本橋に、実際に学べる施設「ジャパンダの防災博物館」をオープンさせています。ネット記事閲覧の後は、実際に訪ねてみるのも良いと思います。【SOMPO Sustainable Movie Vol.7】 自然災害に強い地域社会の実現に向けた防災・減災の普及啓発活動 「防災ジャパンダプロジェクト&日本橋ビル防災展示」 – YouTube、②三井住友海上:ホームページの下部に「防災・減災への取組」があり、入るといくつかのコンテンツが並んでいます。防災・減災への取組|知る・楽しむ|三井住友海上 (ms-ins.com)、「知ろう・備えよう災害対策」では各種災害の豆知識等が、「緊急実践知恵袋」では災害発生後に実践できる対策が、「ソナエル・ラボ」では日頃からのそなえをさまざまな観点で紹介しています。全体的にマンガチックな作り方がなされ、楽しみながら学べるところが特長でしょうか。「緊急実践知恵袋」も、内容的にはまさに緊急事態下での動きが描かれ、決して楽しさに繋がる話ではありませんが、各ページを開いて見る限り、取り急ぎすべき行動を、心を落ち着かせてくれながら教えてくれる感じの作りになっているように感じました。発災前を含むタイムライン上の行動を、コマ割りで紹介してくれています。③東京海上日動:ホームページトップにタグで「お役立ち・お楽しみ」があり、入ると「防災・減災情報サイト」があります。あしたの笑顔のために|東京海上日動火災保険 (tokiomarine-nichido.co.jp)、その中には、“あしたの笑顔のために”と題して、「災害への対応」「災害への備え」「災害被害を減らす」「安心家の防災道場」というそれぞれのページが用意されています。また、地震、火山、竜巻・集中豪雨、大雪、それぞれのメカニズムも記されている点は特長的です。また同時に当該サイトから直接、国土交通省の「ハザードマップポータルサイトに飛べる点も、すぐに自分事に置き換えられ良い作りです。それと、「災害への対応」に入ると「災害のきづき」というページが作られていて、過去の災害の体験者の体験談が掲載されている点、その時の生々しい声からヒントが学べます。災害のきづき|災害への対応|あしたの笑顔のために|東京海上日動火災保険 (tokiomarine-nichido.co.jp) |
コラム:防災用語 「複合災害」昨今の災害は、単発的な現象だけではなく、いくつもの重なった現象による災害となってきています。台風による豪雨、暴風、または竜巻、雷の発生、それらによる水害や火災の発生、同時期の地震発生等、いくつもの現象が多発的に発生して大規模な災害へと発展することを複合災害と言います。そのようなことから対策も単発的な災害に備えるのでは不十分となってきていて、複合災害に備えることが必要視されてきています。BCPも複合災害をベースにおく必要があります。 |
★この日に起きた災害や事件、事故 なし |
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