11月25日 朝礼話材

■備えあれば憂いなし-今日の話題
垂れ下がった電線は要注意!  地震や台風では、その規模によって電柱をなぎ倒したり、モノが電線にぶつかったりして、電線が切れ、垂れ下がることがあります。時には、地面までとどいている、あるいはすでに多くの電線が地面を這っている、変圧器らしきものが落ちているような状況もあります。十分に気をつけなければならないのは、感電及び発火です。すでに断線、または漏電遮断器が機能することにより停電になっているなら、そうそう心配しすぎる必要はありません。しかし、専門家でない一般人がそれを判断することは難しく、不用意に触れると感電死する可能性はあり得ると言えます。また、雨が継続して降っている、路面が濡れているという中では、電線に触れずとも感電する可能性もあります。垂れ下がった電線に近づかない、垂れ下がった電線が触れている水溜まりや路面は避けるということが必要です。用心することに、し過ぎはありません。また、乾燥した環境下で枯草等に垂れ下がった電線が触れると発火する場合もあります。ハワイ州マウイ島で発生した山火事で、住宅街に燃え広がった要因のひとつは、垂れ下がった電線による道路際緑地の葉への燃え移りと言われています。テレビのニュース等で映像を見た人も多いのではないでしょうか。以前の本コーナーで、葉っぱの擦れあいでも火災が起きうることを記しましたが、異常気象下、災害発生下では、充分に起こり得ることで、決して想定外ではありません。主要都市圏の一部では、電線の地中化が少しずつ進んでいますが、まだまだ圧倒的に、地上に設置された電柱によって電線が張り巡らされている状態は、永く続くものと推察できます。海外では、台風後、道路上に多くの電線が横たわっていて、その脇を人々やバイクが、電線をのけ、またはまたぎ、あるいはくぐって通る映像を見かけますが、例え早くに停電していたとしても、いつ復旧し通電するかもわからず、たいへん危険な状況です。ちなみに、電線といっても電気が通っている電線ばかりではなく、電話ケーブルやネットワーク回線ケーブルもあり、それらは感電しませんが、一般に見分けはつかず同じように見えますから、触れて大丈夫どうかという問題ではありません。今、このような危険について、あまり報道で取り上げられるケースはありませんが、詳細は各電力会社等のホームページを参照するのも良いでしょう。電線・電柱にご注意ください|東京電力ホールディングス株式会社 (tepco.co.jp)高圧線や電線が切れると…?事故防止のためのポイントは | 防災新聞 (nishinippon.co.jp)
コラム:防災用語 「噴火前兆現象」火山噴火の前兆とされる現象のことを言います。具体的な事例としては、火山地下の地殻変動や、それにより引き起こされる地震の頻発化(群発地震)です。過去の噴火でも見られた現象のひとつです。また、小さな噴火が繰り返されている状況も前兆であることがあります。山体自体が膨張してきている現象も前兆と考えられることがあります。さらに、大規模な地震が噴火を誘発することもあります。前兆がない急な噴火がないとは言えませんが、なんらかの前兆をとらえて、対策を打ちたいものです。
★この日に起きた災害や事件、事故
なし

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