11月26日 朝礼話材

■備えあれば憂いなし-今日の話題
災害時を想定した自宅での体験訓練を!  みなさまは、それぞれの自宅で、大規模災害時を想定した訓練を行ったこと、ありますか?勤め先の会社では、防災訓練等として訓練が行われ、参加したことがある人は多いと思われますが、こと自宅となると皆無かも知れません。私の知る限り、何人かではありますが、自宅で災害発生時さながらの体験訓練を行っているという人がいます。私自身は、災害に向けた備蓄品の購入や入れ替え、ローリングストック、防災食の試食、車中泊に備えた準備等は行っているものの、なかなか体験訓練までには至っていません。ここからは、見聞きした内容です。①ブレーカーを落として停電体験する:日が落ちてあたりが暗くなってから、夕飯の支度をする前に、わざとブレーカーを落として停電を体験したというもので、灯りとり(懐中電灯を探し、卓上灯を引っ張り出すところ)から始まり、防災食の取り出し、簡易コンロの準備をし、防災食による夕食の開始、夕食をとった後、ラジオでニュース番組を聴き、冬なら厚着、夏なら肌着1枚とうちわ持参で横になるといった行動をしてみているようです。②断水を想定し、水道を一切使わない体験をする:ペットボトルは飲用のみとし、食事はシリアル、缶詰、あられ、簡易トイレのセッティングをし、洗面と体拭きはウェットタオルで行い、歯磨きは洗口液を使用するとのこと。③車中泊を体験する:一晩必要な飲食料と寝具を積んで、自宅駐車場を使用して車中で飲食、睡眠をしてみているようです。④避難所まで歩く体験をする:指定されている最寄り避難所だけでなく、少し遠方の高台避難所まで歩いてみているようです。これらは複数の方から伺ったものを集約した内容ですが、組み合わせで体験している声も聴きました。みな一様に、体験するつど、新たな気づきや不足点の充足、改善の繰り返しであるとのことでした。決して簡単にできることではありませんが、体を使った体験は、実際に被災した時の冷静な判断と確実な自助に繋げられるはずです。ここで示した体験事例の中の、ほんの一部を抜き出しただけの体験でも効果あると思い、私も行ってみたいと思いました。みなさんはどう感じましたか?
コラム:防災用語 「粉塵爆発」粉塵爆発とは、粉状(微細化)の物質が大気中に浮遊した状態で、何らかの原因によって着火すると一気に爆発する現象を言い、その規模や威力はすさまじいと言われています。鉄紛や炭紛、小麦粉等が大気中に舞う時は十分な注意が必要です。家庭でも、例えば、火が付いたガスレンジ近くで、小麦粉等を振りまいてしまうと、この現象が起きる可能性があります。
★この日に起きた災害や事件、事故
北伊豆地震(昭和5年)m7.3、死者272、家屋全壊2,165

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