■備えあれば憂いなし-今日の話題 防災士としておススメしたい学習② 連載、第2回の今日、おススメしたい学習は、被災しても生き抜く知識です。自分のケガ等の応急処置法、自らの避難法、そのような環境下を想定した飲食備蓄法や、情報収集法等です。自分が助かり生き残らないと、人を助けることはできません。しかし意外とおろそかなのが、自分の命を確保するということです。自宅や職場、移動途上で死なない知恵を持っておくことです。①自分のケガ等の応急処置法:少なくとも止血方法を知っておくことが重要です。応急手当WEB講習 (fdma.go.jp)、②自らの避難法:率先避難が重要です。どこに避難すれば助かるか瞬時の判断が必要です。水平避難ばかりでなく垂直避難も選択肢です。(注1)、③飲食備蓄法:常にポットボトル1本は持ち歩きたいものです。また湯がない水がない場合に備え、そのまま口にできるものがおススメです。菓子の小袋携帯は割と重要です。④情報収集法:個人発信の情報よりも公的機関発信の情報を優先取得したいものです。ちなみに自らのケガについてはケガの程度によっては安易に考えないことも重要です。119番通報をし、簡潔にけがの程度を伝え、救急車両の到着を待ちましょう。現在の救急システムでは、地域によってスマートホンから現状を撮影し救急の指示を得ることができる「ライブ119」があります。通信指令室の隊員がつなぎ方を教えてくれますので、もし「ライブ119」システムを持つ指令所管内であれば、落ち着いて指示に従いましょう。Live119 映像通報システム | 製品・サービス | 株式会社ドーン | 地理情報システム(GIS) (dawn-corp.co.jp)、今日は、自らの命を確保するとして、さまざまな方法を紹介しましたが、もちろん目の前に倒れている人がいるなら、救急処置ができるようにしておくことは、言うまでもありません。特に呼びかけに応じず呼吸が見られない場合は、心肺蘇生とAED活用できるようになっておきたいものです。いざというときのために 応急手当の知識と技術を身につけておきましょう | 暮らしに役立つ情報 | 政府広報オンライン (gov-online.go.jp)、応急手当WEB講習 (fdma.go.jp)、 (注1)釜石の奇跡と津波てんでんこ:津波に飲み込まれないよう自ら率先して高台等に向かって逃げたことで多くの住民がそれに続き、結果として多くの人の命が助かったとして語り継がれている教訓です。なぜ他人を助けることをしなかったのかという疑問を語る人もいますが、多くは、危険が切迫している中では、逃げ切ることを優先することで、助かる人が助かる、結果として命を落とす人が最小限となると言われています。 |
コラム:防災用語 「泥流」多量の水分を含んだ泥状の物質が斜面を通じて一気に落下する現象です。火山の噴火時や降雨後の斜面崩れ時に発生しがちです。火山噴火に起因して発生する泥流を火山泥流と言ったり、土石流と言ったりします。また人為的な要因(例えば盛土等)によって、天候に関わらず水分を含みすぎた柔らかな山間斜面が突然崩落し泥流となって民家を襲う事例も見られます。 |
★この日に起きた災害や事件、事故 なし |
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