11月4日 朝礼話材

■備えあれば憂いなし-今日の話題
家具の転倒防止対策はしていますか?  タイトルを繰り返します。家具の転倒防止対策は、しっかり出来ていますか?自宅そのものは耐震住宅となっていて、頑強な作り、間取りとなっているから大丈夫と思いがちですが、危険なのは部屋の中です。阪神淡路大震災時のデータを振り返ってみましょう。日本建築学会の震災時の「住宅内部被害調査報告書」からの引用です。住宅内部にいてケガをした人のその原因は46%が家具等の転倒落下によるとし次が29%でガラスでした。そして家具の種類としては、本棚が倒れた52%、食器棚34%、洋ダンス30%でした。そして主寝室では、26%が倒れた家具が積み重なる状態、12%が一面に散乱状態とのことでした。ご存じの通り阪神淡路大震災は、直下型地震で、多くの人々が家具や建物の下敷きになることでの圧死で亡くなっています。いつなんどき発生するかわからない地震ですから、自宅だけ家具転倒防止対策をすれば済む問題ではありませんが、会社員であっても自宅にいるという時間は、割と長いのではないでしょうか。家具転倒防止対策としては、ひとつは転倒防止棒(つっかえ棒)の設置です。天井までの長さと、取り付け場所を判断して購入し取り付けます。また転倒防止金具もいろいろ出ています。壁と固定するL字型の金具のものや家具通しをつなぐI字型のもの、壁から鎖で固定する金具、テレビの転倒防止器具、高さがない食器棚や単体仏壇をやや傾かせて転倒防止を図るもの等々、さまざまです。年に何度か主に大きな地震があった日の前後は、ホームセンター等で防災用品コーナーが特設されますので、このような機会を見計らって現物を見、購入し取り付けましょう。1月17日前後、3月11日前後、9月1日前後が狙い目です。また、このコーナーの別日で記していますが、地震対策グッズを集めた総合展示会も各地でたびたび開催されていますので、そのような展示会に足を運ぶのも良いと思います。さらに言えば「防災用品・防災グッズ-転倒防止用品」とネット検索すれば、より簡単にいつでも良いグッズが手に入るでしょう。【アスクル】 家具転倒防止グッズ 通販 -当日または翌日お届け!ASKUL(公式)家具転倒防止用品 | ミドリ安全公式通販 (midori-anzen.com)
コラム:防災用語 「溶岩噴泉」よく世界の火山噴火映像で見られる、粘り気のない高温溶岩が、噴水のごとく空中に吹き上げる現象を言います。吹き上げる高さでの最高は2,000mとも3,000mとも言われ、それだけ広範囲に落下し影響を及ぼします。粘土がない分、どのような方向や方面に影響を及ぼすか、予想も難しいようです。大量の溶岩流に発展することもあるようです。
★この日に起きた災害や事件、事故 関東磐城地震(延宝5年)M8.0、津波あり、死者500、家屋流失1,000

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