■備えあれば憂いなし-今日の話題 AEDのある場所わかりますか? AED、英略字エーイーディーですっかり通じるようになりました。自動体外式除細動器です。心臓がピクピクとけいれん状態に陥り、血液を正常に流せない状況が見られる時に、正常な血流リズムに戻すために電気的ショックを与える機器です。昨今では、行政機関のみならず、公共施設から商業施設に至るまで、多くの場所に設置されています。機器開発当初は、医療従事者による使用に限られていましたが、2004年からは医療従事者ではない一般の人も使用できるようになりました。実際にも一般市民による心肺蘇生やAEDの使用による多くの救命事例があります。一般市民がAEDを使用した事案は年間約1,000件に上っています。AEDは進化しつつあって、以前の機器では、蓋を開けても電源ボタンを押さなければ作動しなかったり、音声は流れなかったりでしたが、昨今の機器のほとんどは、蓋を開ければ自動で電源が入って作動し、音声が流れることから、素人でも容易に扱えるようになってきました。電極の当て方や電気ショックが必要か否かは、音声に従えば機器が教え、判断してくれます。救急車の要請をし、救急隊が到着するまでの間、活用するだけで、多くの命が救えるものです。目の前で人が倒れていたなら、周囲の安全を確認した上で、肩等を叩き「大丈夫ですかー」と声掛けし、意識の有無を確認した上で、呼吸しているか、脈は取れるか確認します。呼吸が止まっているようなら、すぐに救急車の手配を周囲にいる人に依頼します。その後、AEDを持ってきていただくよう併せて周囲の人に依頼します。心肺蘇生処置を開始し、AEDの到着を待ち、AEDが届いたなら使用します。ところで、今日のテーマに戻りましょう。あなたの今いる場所の最寄り、どこにAEDがあるかわかるでしょうか。もし、「AEDを!」と依頼されたなら、すぐに取りに走り出せますか?普段から、関心をもって、どこにAEDがあるかなと、少しだけ注意してみましょう。コンビニにも置かれている場合があります。公民館やジム、保育園、駅、クリニック、まずはノックしてみましょう! |
コラム:防災用語 「蓄光表示パネル」蓄光式誘導標識等とも言われます。停電になった際でも、蓄光によって可視化でき、避難誘導に活用できるとされています。災害時向けに限りませんが、暗所でも見えることは有用であり、特に災害時に、少しでも容易に表示内容が確認でき、避難に繋げられることは、直接的に命の確保に繋がります。 |
★この日に起きた災害や事件、事故 畿内東南海諸国地震(嘉保3年)M8.4、千葉東方沖地震(昭和62年)M6.7、死者2、家屋全壊16、大阪北新地ビル放火殺人事件(令和3年)死者27、負傷者1雑居ビル避難経路複数強化のきっかけ |
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