■備えあれば憂いなし-今日の話題 IPCC第6次評価報告書から防災・減災の必要性を学ぶ! IPCCとは、「気候変動に関する政府間パネル」です。気候変動については、このコーナーでたびたび触れ、昨今の自然災害多発が気候変動からきているということをお伝えしてきました。気候変動に対しては、これまで永く「緩和策」が提唱され、いかに地球温暖化を食い止めるかに焦点を絞って取り組んできた組織も多いと思います。しかし先般、国連議長が発信したとおり、すでに地球は温暖化でなく沸騰化に入ったと言った通り、いかに気候変動に適応し事業継続成し得るかに、シフトしてきています。それは、各主要国が参画したこの政府間パネルで、地球はすでに元に戻らない、この状況は人類が引き起こしたと結論付けてよいと、これまでの報告書で述べてきたからに他なりません。IPCCの目的は、環境省のホームページを引用すれば「気候変化に関する最新の科学的知見についてとりまとめた報告書を作成し、各国政府の地球温暖化防止政策に科学的な基礎を与えること」と言う。昨今、IPCCは、どのようなことを言っているのでしょう。過去の評価報告書を振り返りながら、一番新しい報告である第6次評価報告書について、今日は触れてみたいと思います。よく耳にする京都議定書の1997年採択は、その2年前1995年に発行された第2次評価報告書が基礎にありました。また、パリ協定2015年採択は、2013年に発行された第5次評価報告書が基礎でした。現在の最新版である第6次評価報告書は、2021年8月に第一作業部会(自然科学的根拠について探る部会)が報告をあげた「人間の活動による温暖化について疑う余地はない」、2022年2月に第二作業部会(影響・適応・脆弱性について探る部会)が報告をあげた「すでに広範囲に悪影響がでている」、2022年4月に第三作業部会(気候変動の緩和について探る部会)が報告をあげた「このままだと1.5℃目標達成せず今世紀末3.2℃上昇」と、いずれもセンセーショナルな報告でした。より詳細を学ぶには、「JCCCA全国地球温暖化防止活動推進センター」のホームページをおススメしたい。地球の先行きについて丁寧に紹介しています。IPCC第6次評価報告書 | JCCCA 全国地球温暖化防止活動推進センター |
コラム:防災用語 「防護服」マスクの素材と同様に、不織布によって作られています。頭から足元まですっぽりと体を覆うことで、外部からのウイルスや細菌等から守られる優れものです。コロナ禍で医療従事者が着用している映像でご存じのことと思いますが、鳥インフルエンザ対応やスズメバチ処理等の現場でも使われます。何度も使いまわしすることはなく、基本的に一度着用使い捨てとして使われます。 |
★この日に起きた災害や事件、事故 なし |
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