12月24日 朝礼話材

■備えあれば憂いなし-今日の話題
VRを使った災害体験をしてみよう!  VR、つまりバーチャル・リアリティの頭文字をとったこのシステムは、DX時代の先頭を行く、リアリティを現場に行かずとも再現でき体感できる、まさに今どきのシステムです。さまざまなVRは、主にゲームセンター等で見かけるようになりましたが、今日紹介するのは、自社での訓練で簡単に使うことが可能な、防災や危険予知の教育に使えるシステムです。(1)田中電気株式会社「ビズエモ」:ホームページを覗くと“防災訓練の課題”と“防災訓練VRとは”というタグが目に飛び込んできます。防災訓練の課題は、訓練実施にかかるコストや訓練の質、参加者の意欲等を懸念し、これまでの訓練と比べて、多くの機材や準備が不要である点、リアルさにより正しい訓練方法が習得できる点、多種多様なコンテンツで参加者の意欲が高められる点を掲げ、その上で、防災訓練VRとはタグでは、ある訓練VR事例を動画で紹介しています。導入形態としては、一部購入があるものの、スポットレンタルから長期レンタルまで、さまざまな導入方法が提示されている点も特長的です。VRで防災訓練・最短1日からのレンタルで臨場感のある体験 | VR・AR製品の導入レンタル ビズエモ (tanaka-denki.co.jp)、(2)株式会社アイデアクラウド「防災VR/防災AR」:ホームページを開くと、何やら火災現場に遭遇したような映像が流れ、その後消火器を使った消火作業が画面上で見られます。ARは、アグメンティッド・リアリティの頭文字をとったもの。言ってみれば拡張体感。バーチャルに入り込んだ体験ができるのがVRであるのに対して、デジタル情報を触って操作しちゃえるというのがARです。この企業は、この両方を扱っています。製品として「防災VR火災体験」「防災AR火災体験」「防災VR地震体験」「浸水AR」が紹介されています。レンタルも扱っているようです。防災VR/AR | 防災イベントや防災教育などで使えるVR/ARコンテンツ | アイデアクラウド (bousai-vr.com)、(3)ビジネスエンジニアリング株式会社「mcframeMOTION」:直接防災訓練としての活用を紹介していませんが、「自分で創れるVR安全トレーニング」というのが売り物です。主に安全教育に活用できるとして、客先が自社工場内を撮影した動画を取り込み、よりリアルな体感が出来るというものです。階段を上ったり、狭い空間に入り込んだりでき、教材制作は簡単に内製できるというのが特長です。防災訓練にも応用できるのではないかと思われます。自分で作れるVR安全トレーニング「mcframe MOTION VR-learning」、3社の技術及びシステムを紹介しましたが、いかがでしょう。確かに、防災訓練は、ともすると集合場所に集まるだけの、または特定の人たちだけで行われる、もしくは消火器体験だけの訓練が多い中、さらには3年間コロナ禍においては、一度も訓練実施を控えたという企業には、打ってつけの教育機材になるかも知れません。少し投資しなければなりませんが、容易に現実的な体感ができる防災訓練に、これらの機材は十分なり得ると思われます。
コラム:防災用語 「台風、タイフーン、ハリケーン、サイクロン」いずれも熱帯低気圧による最大風速が一定以上の規模の気象現象です。発生する場所で名称が異なります。台風は、北西太平洋に発生する風速17m/s以上のもの、以外にもこの呼び方は浅く1956年に命名されています。タイフーンは、太平洋北部で33m/s以上、ハリケーンは、大西洋及び太平洋北東北中部で33m/s以上、サイクロンは、インド洋及び太平洋南部で34ノット/s以上、ちなみにモンスーンは、台風ではなく、よく言われる季節風です。
★この日に起きた災害や事件、事故
安政南海地震(伊勢湾~九州・嘉永7年)M8.4、死者約3,000、家屋倒壊・焼失・流失41,000稲むらの火の素材

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