12月29日 朝礼話材

■備えあれば憂いなし-今日の話題
防災白書を見てみよう!① 今日と明日の本コーナー、2日連続で紹介したいのが「防災白書」です。「防災白書」は、内閣府が毎年発行している防災に関わるさまざまな情報を取りまとめた冊子で、最新版は「令和5年版」です。この冊子の発行は、防災に関してとった措置の概況や今後の防災に関する計画を報告するという災害対策基本法に基づくものです。一般に、書店で紙媒体の冊子を購入できるほか、内閣府ホームページ「防災情報のページ」からダウンロードし無料閲覧することも可能です。防災に触れた白書としては、他に「消防白書」もありますが、一部の章や特集で触れているのみですので、防災についての全般を知りたい場合は「防災白書」の方がおススメです。さて、「令和5年版防災白書」ですが、以下が目次構成です。今日は前半部分について触れてみます。令和5年版の大きな特長のひとつは、関東大震災からちょうど100年という節目であることから、特集1として「関東大震災と日本の災害対策」を掲載している点です。この特集の中では、「関東大震災からの100年を振り返る」と題して、被害の様相から、その後の復興、災害対策の充実・強化について触れ、また「我が国を取り巻く環境の変化と課題」では、自然災害の激甚化・頻発化や、人口の大都市部集中・高齢化といった姿、防災意識・グローバル化、デジタル化といった課題、方向性について触れ、さらに、「今後の災害対策」として、首都直下地震、気候変動、被災者支援体制、情報の多言語化といったまさに今あるリスク、課題をテーマに書かむ方向について触れています。また、特集2は、「令和4年度に発生した主な災害」について書かれています。その後本文に入りますが、第1部は、「我が国の災害対策の取組の状況等」、第2部は、「令和3年度において防災に関してとった措置の概況」、第3部は、「令和5年度の防災に関する計画」となっています。明日は、第1部から第3部までの、より詳細な項目をお伝えしたいと思います。
コラム:防災用語 「特定感染症指定医療機関」感染症指定医療機関は、4つに分類され、そのひとつが特定感染症指定医療機関です。新たな感染症や既存の当該感染症により、国が特定感染症とした場合やしている場合、その類型によって感染患者を入院させる厚生労働省が指定した医療機関で、指定を受けた医療機関のみその医療行為が可能です。そのため新型コロナ感染症では、入院・治療可能な医療機関が限られ、入院できない患者も多数発生しました。
★この日に起きた災害や事件、事故
なし

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