■備えあれば憂いなし-今日の話題 火災保険、不足はありませんか? みなさんは、自宅や自室に対して、火災保険に入っていますか?実は、私も若かりし時はあまり関心を持っていなかったし、火災時に補償される程度の家財保険に入っていた程度でした。しかし年齢を重ねていく中で、また防災に関心を持つことで、その重要性がわかってきました。内閣府防災情報のページには、次のような記事が掲出されています。「いざというときに備えて保険・共済に加入しよう」というページです。内閣府の試算では、持家世帯の保険・共済加入件数割合として、火災補償ありが全体の82%、水災補償ありが全体の66%、地震補償ありが全体の49%とのことでした。火災補償に比べ、水災補償や地震補償の加入割合はまだまだ低いとしています。その上で「災害リスクの情報を入手しよう」として風水害・土砂災害リスク、地震リスク、その他自然災害全般リスク等、生活を維持する上でさまざまなリスクが身近にあることを訴え、そして改めて、今加入している火災保険の補償内容を確認することを求めています。補償される範囲は、どの保険・共済に加入するか、どのような特約を付帯するかによって異なります。火災は補償されていたとしても、地震保険をつけておかないと地震による火災は補償されません。津波、火山噴火、風雨災害、浸水、大雪時、大丈夫ですか?総務省消防庁のホームページ内に、「損害保険」について丁寧にわかりやすく紹介、説明したYouTubeがありますので見てみると良いでしょう。3.損害保険の種類 火災保険 – 防災危機管理eカレッジ (fdma.go.jp) チャプターとして「損害保険の基礎知識」「損害保険の種類」「契約の仕方」について学ぶことができます。特に「損害保険の種類」では、火災保険の種類、住宅火災保険、住宅総合保険、地震火災費用保険金、火災保険加入の際の注意点等は、非常にためになり、防災に向けどう保険に入れば良いかヒントをくれています。なお、最後に最近登場した保険をひとつ紹介してみたいと思います。それは東京海上日動火災保険株式会社が株式会社ローソンと提携して売り出している「地震に備えるEQuick保険」です。地震の震度に応じて保険金が受け取れるもので、被災後の当面の生活費に備える保険だとしています。例えば、スタンダードプランであれば、保険料を年4,800円納めることで、居住地で地震が発生し震度6弱なら5万円、震度6強なら10万円、震度7なら25万円を支払うとする保険です。また、本来火災保険のほとんどは、地震保険はベストなる保険の付帯として入ることができるのに対して、一部共済の保険では、ベースとなる保険に入らなくても、地震保険に入れる商品も出てきています。一度、火災保険、地震保険、特約等について、しっかり調べてみてはいかがでしょう。 |
コラム:防災用語 「在宅避難」この数年ずいぶんと言われるようになったこの言葉、これまで避難と言えば、避難場所や避難場所へ向かうことが一般的でした。自宅に居続けるということは、考えなかったのではないでしようか。だからこそ避難用品と言えばリュックサックにいっぱい詰めて・・・としていた家も多いと思います。それに対して、災害が起きても自宅で生活を続けようというのが、在宅避難です。住み続けられる家、転倒防止対策をした家具、家電、停電や断水に備えた準備等をかることで、避難所等で過ごすことによる環境変化によるストレス、体調崩しを避けようと、在宅避難が推奨されるようになってきました。 |
★この日に起きた災害や事件、事故 北海道豊浜トンネル崩落事故(平成8年)死者20 |
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