■備えあれば憂いなし-今日の話題 全日本トラック協会のホームページから防災を学ぼう! 公益社団法人全日本トラック協会は、国内の運送事業者で構成される貨物自動車の業界団体です。1948年に設立されている歴史ある業界団体です。トラック運送事業の適正な運営、健全な発展促進、公共の福祉に寄与するための事業発展、事業者の社会的・経済的地位向上と会員間の連携・協調緊密化を目的としています。すべての都道府県に地方トラック協会があります。その全日本トラック協会は、輸送の安全はもとより、防災にも力を入れています。ホームページ内に「防災特設ページ」がありますので、まず紹介したいと思います。すぐに「内閣府の防災情報のページ」に繋がるリンクタグ、国土交通省や気象庁等が発信する「気象・道路交通情報」に繋がるリンクタグがあります。特に後者リンクに入ると、「異常気象時における措置の目安」「気象情報」「通行止め・規制情報等」が詳細に掲載されています。防災特設ページでは、さらに下部に、防災に関わる情報、ニュースの掲載があります。トラックに関わりのない人にも、学べる内容が見られます。防災特設ページ | 全日本トラック協会 | Japan Trucking Association (jta.or.jp)、もうひとつ、全日本トラック協会では他に「防災手帳~災害に備えて~」を発刊しています。無料でダウンロード可能です。こちらは少し古く平成20年の改訂版が最新となっていますが、次の内容が記載されていますので、目次だけ紹介しましょう。「1.災害に備えて」では“防災対策担当者として”、“事業所内外の防災ポイント”、“事業所で地震にあったら”、“車を運転中、地震にあったら”、“正確な情報を入手しよう”、“緊急地震速報を聞いたら”、「゜2.緊急・救援輸送の養成~出動」では“緊急・救援輸送について”、“緊急・救援輸送出動車両の優先事項”、“他地域から被災地に向けての輸送”、“被災地内での配送”、「3.緊急・救援輸送情報の入手」では“全ト協が提供する緊急・救援輸送情報”、“情報伝達の経路”となっています。よってこの手帳は、その時に備えた被災地支援の手順が盛り込まれているという点が特長的です。bosai_techo2008.pdf (jta.or.jp) |
コラム:防災用語 「津波監視計」津波監視計は、気象庁が全国の海岸線津々浦々に約100か所設置している観測機器で、その設置点での津波の高さを計測し、津波の到達状況を瞬時に判断しようとするシステムです。今年1月に発生した能登半島地震では、設置点の地盤が隆起したことにより、正確なデータが得られなかったという事象が発生しました。地盤の隆起によっては津波高は低く計測され、地盤の沈下によっては津波高は高く計測されるリスクは秘めており、新たな教訓として活かされることが期待されます。 |
★この日に起きた災害や事件、事故 なし |
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