■備えあれば憂いなし-今日の話題 防災士になりませんか? 防災士とは、「日本防災士機構」が個人に対して認証する資格制度です。“自助・共助・協働”を原則として、社会の様々な場で防災力を高める活動が期待される中、そのための十分な意識と一定の知識・技能を習得した人に付与される資格です。2023年2月末時点で、250,440名が認証されています。この3年間コロナ禍であっても着実に増え続けている資格です。レポーターやお天気キャスター等でも保有している人が多くなりました。私が取得したのは2019年春ですが、学んだ中では、特に講師から言われた言葉が強烈に頭に残っています。「人を助けるには自分が生きていないと助けられない。助けられる側になるな」という一言でした。 防災士となるためには、あらかじめ送られてくる「防災士教本」を読んで事前学習をし、2日間(私が受講した研修)さまざまな講師からの講義を聞き、図上訓練を体験して最後に30問ほどの試験を受けることとなっています。必要条件(試験の他に普通救急救命講習修了など)を満たし、認証登録申請を行えば、認証状と防災士証カードを得ることができます。防災士として地域の活動支援をする人もいれば、資格を得ただけの人もいて、いろいろですが、防災に関するさまざまな知見を得られるだけでも、有益な資格であると思っています。地域によっては資格取得時に補助金が出ることもあります。 ぜひ皆さんも防災士ホームページを開かれ、ひとりでもふたりでも防災知見を得て、助けられる側でない助ける側にたてる生き残る人になってほしいと思います。 |
コラム:防災用語 「震災遺構」その字のごとく震災によって被災した建物や施設などを、危険がない程度に保護策を講じて、基本的に当時のまま、次の世代に向けて、その事実を風化させることなく伝え続け、防災・減災のための教訓を学んでほしいと保存したものです。具体的な震災遺構例は、またの機会で紹介します。 |
★この日に起きた災害や事件、事故 明和大火(1772,明和9年) 丹那トンネル崩落事故(1920年) 16名死亡 |
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