4月10日 朝礼話材

■備えあれば憂いなし-今日の話題
安否確認訓練してますか? 緊急事態に備えたさまざまな訓練の中でも、とりわけ多くの企業で取り入れて実施している訓練に、この安否確認訓練が挙げられます。安否確認訓練とは、実際の災害時を想定して、実際の就業時間の中で、避難集合場所などで、対面で行う方法や、非対面で、スマートフォンやタブレットを使用して連絡網などによって連絡を取り合う方法があります。いずれも相手の安全な状況を確認しあう訓練のことです。特に企業においては、従業員の安否を確認し被災状況を把握することが、その後の事業再開に直接影響を及ぼします。一刻も早く全員の把握をすることが、たいへん重要なのですが、普段から訓練を実施しておくことで、いざという時に慌てずに連絡とり合うことができます。安否確認は、いつも一定の手順で行うのではなく、毎回違った想定の下で行うことが効果的です。訓練を行う時刻は日中(就業時間内)であったとしても、想定自体は早朝や夜遅くの時刻であっても良いのです。また地震による避難であっても、雨風の中、火災発生の中といった複合災害を想定してみるのも良いでしょう。その日は災害対策の責任者が不在!というようなケースを想定しても有効です。非対面の安否確認ツールは、災害用伝言ダイヤル(171)、災害用伝言版(web171)~具体的な使用方法については改めて後述~がありますが、このシステムは常時訓練利用できません。そのため多くの安否確認アプリがありますので、そちらをダウンロードしておき、そのツールを使って社内一斉による訓練を行うことが良いでしょう。“セコム安否確認サービス”“トヨクモ安否確認サービス”“NEC緊急連絡・安否確認システム”などがお勧めです。
コラム:防災用語 「ブラックアウト」ブラックアウトの意味は複数ありますが、ここでは災害による停電について記載しましょう。耳に残っている“ブラックアウト”と言えば、2018年9月6日午前3時7分に発生した北海道胆振地方を震源としたマグニチュード6.7(最大震度7)の北海道胆振東部地震による、地震直後のほぼ北海道全域に及ぶ停電です。複数の発電所が停止するなどにより広域かつ長時間にわたり停電が続きました。あらゆる建物の電気機能がダウンしたことはもとより、信号などの交通制御機能がダウン、鉄道、バス、高速道路など交通インフラもダウン、生活基盤に直接影響を及ぼした停電でした。
★この日に起きた災害や事件、事故
なし

コメント

タイトルとURLをコピーしました