■備えあれば憂いなし-今日の話題 今いる場所は安全ですか? 今、皆さんがこの話題を呼んでいるのは、会社の事務所の中でしょうか、工場の中でしょうか、それともテレワークをしている自宅でしょうか、移動中の電車の中でしょうか。さまざまだと思いますが、あなたが今いる場所は安全ですか?もし、今、震度6を超える地震に見舞われたなら、生き残れそうですか?台風などの暴風雨、浸水、土砂崩れなどは予報によっては行動抑制ができますが、火山の噴火や巨大地震は急に襲ってくる可能性が高いです。建物や設備、家具の倒壊、地割れ、広域火災や火災旋風の発生、大量の降灰や噴石落下、考えただけでゾッとしますが、取り急ぎどうしましょう?埋まってしまっても体に損傷なければ、先般のトルコ大地震でも発生から200時間を超えて助けられた人もいますが、一般には72時間が助かるか助からないかの境界と言われています。安全なところへ移動するといっても、停電となり真っ暗だったらどうしましょう。平地で高い建物や身を守る建造物が近くになかったらどうしましょう。ひとまず死なずに済んだとしましょう。どこに、どのように行けば避難場所とかあって安全なのでしょうか。けがをしていても救急車は容易に来ません。津波の発生はなくても雨が降っていて寒ければ短時間で低体温症を発症します。暑い日でしたら飲み物がなければ脱水症となります。私は、自分がそういう時に何ができるかわかりませんが、少なくとも、安全な場所があるか関心をもって見ることと、音を発する笛、日を反射させる鏡、飴と水、濡れや保温対策の新聞紙などを持ち歩くことをするようにしています。 |
コラム:防災用語 「フェイクニュース」俗に言われるデマのことで、嘘、偽りの情報で発信されたニュースを言います。主にインターネット上で発信され、インパクトが強く、また精巧に作られているために、あたかも真実と受け止められ、そのニュースに触れた人がさらに他に拡散させるといった短時間で一気に広がる特性があります。中には誹謗・中傷を目的とした内容もあります。多くの人が死傷する大災害時は、特に人の不安につけ込んだ、悪質な内容が拡散されることで、不安を恐怖へと導くこともあります。画像や動画もAI技術を駆使し、真実かどうか見分けがつかなくなってきているのも昨今の特長です。 |
★この日に起きた災害や事件、事故 新潟旧分水町大火(昭和32年) 負傷者176名、焼失家屋378名 松代群発地震(昭和41年) 1昼夜に6,596回 台湾特急列車脱線事故(令和3年) 死者49名 |
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