4月23日 朝礼話材

■備えあれば憂いなし-今日の話題
あなたの自宅は大丈夫ですか? 今日は、会社や工場ではなく、あなたのご自宅の災害対策について考えてみましょう。自宅といってもさまざまですね。一戸建てもあればマンションやアパートもあり、小高い丘の上の三階建てもあれば、高層の最上階ってこともあります。考えてみたいのは、あなたが住んでいる建屋の耐震の程度と浸水の可能性と、住まいの中の耐震化、災害に備えた準備の程度です。建屋の耐震の程度ですが、1981年に施行された「新耐震基準」に適合した建屋か、それ以前に建てられた建屋か、それ以前であれば耐震補強がなされているかという点です。持ち家であろうと賃貸であろうと、重要な第一チェックポイントです。続いて、床下・床上問わず浸水の可能性ある場所に立地しているかどうかです。市町村が発行しているハザードマップでは、どう記されている場所ですか?河川が近い近くないというのは、判断基準になりません。昨今では内水氾濫(降る雨の量に対して排水処理ができずに、地域一帯に水があふれてしまう現象)リスクもあります。居住中なら上階に上がれば良いというかも知れませんが、家の中にいない時間の方が多いかも知れません。帰宅困難になる可能性は十分あります。これが第二チェックポイントです。そして部屋の中の耐震化です。テレビやタンス、書棚に冷蔵庫・・・耐震用突っ張り棒や耐震金具などを使用した家具の固定と言った転倒防止対策をしていますか?この棚だけしておけば良いだろうではなく、転倒の可能性ある家具、電化製品はすべてです。これが第三チェックポイント。最後に準備の程度です。避難する際に持っていくもののリストアップと購入、行政などから支給が始まるまでの当面の間の飲食料品の確保(朝食・昼食・夕食)、身内などの連絡先、情報を得るための媒体と電池(蓄電池含む)の確保、その時の段取りや動く順番などなど。これが第四のチェックポイントです。どうでしょう。早い段階で家具の転倒で圧死する人になってしまうか、首尾よく手順を踏んで在宅避難や避難所移動し、取り急ぎ安心安全が確保できた人になるか、これからのあなた次第です。
コラム:防災用語 「国連防災世界会議」防災に関する国際的な枠組の戦略的方向性を議論する国際連合が主催する会議体です。ほぼ10年に一度開催されています。これまで3回開催されています。第1回は1994年に神奈川県横浜市で開かれ「より安全な世界に向けての横浜戦略」を採択。第2回は2005年に兵庫県神戸市で開かれ「兵庫行動枠組」などが示されました。第3回は2015年に宮城県仙台市で開かれ「仙台防災枠組」などが策定されました。
★この日に起きた災害や事件、事故
福井旧芦原大火(昭和31年)死者1、負傷者349、焼失家屋737 知床観光船沈没事故(令和4年)死者・行方不明者26 亀岡暴走事故(平成24年)死者3、負傷者7居眠り無免許

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