■備えあれば憂いなし-今日の話題 通勤途上は危険がいっぱい! 今日は、通勤途上のリスクについて触れたいと思います。みなさんはマイカー通勤でしょうか?電車通勤でしょうか?それとも自転車?徒歩?いずれにしろ、地震や気象異変が多い昨今では、その通勤中に災害に見舞われる可能性が充分あります。そんなことを考えたことがありますか?マイカーなら降雨時に道路が浸水していたり、降雪時に立ち往生したりするのは、報道されている通りです。自分だけは大丈夫と思わないでください。安全に抜けられると誰しも思って突っ込み、抜けられなくなるのです。わずか15cmほどの浸水に突っ込むだけで、エンジンが止まる恐れがあります。またアンダーパスをくぐるわずかな時間でたちまち増水する可能性があるのです。ドアまで浸かってしまうと開閉ができなくなります。降雪時の立ち往生は長時間に及び、寒さに襲われ、暖を取るためエンジンを切らずにいると、排気ガスの逆流で一酸化炭素中毒の危険もあります。電車通勤ではどうでしょう。脱線の可能性もありますが、それよりも長時間にわたり運転中止となり、車内に閉じ込められることとなります。地下鉄の場合は停電となれば、非常灯だけとなり、トンネルの亀裂や水没の危機もないとは言えません。このように考えると、普段から閉じ込められた場合の対処策を有しておくことが必要となります。マイカーに、非常用品積んでいますか?飲料水や飴、チョコレート、防寒シート、脱出用ハンマーなどでしょうか。エンジンをかけずに情報が得られる簡易ラジオがあるとさらに良いと思います。電車を利用する時は、飲料水やクッキーぐらいは必ず持って乗りましょう。最後にバイクや自転車ですが、私は、災害時にバイクや自転車は重宝だと思っています。もちろん安全運転と交通ルールの順守は必須です。 |
コラム:防災用語 「国土強靭化」国土強靭化とは、一見、強い国になるという国土防衛に関することだと思ってしまいがちですが、地震や台風などの自然災害に強い国づくり、地域づくりを目指す取り組みのことを言います。いざ災害に襲われても、被害を最小とする、すぐに復旧し通常の生活に戻れるようにしようというものです。国だけで推し進められることではありません。その実現のためには地域、個人、民間企業、団体、地方自治体がみな協力し合って進められることです。 |
★この日に起きた災害や事件、事故 八重山地震津波(明和8年)M7.4溺死者11,741石垣島で波高90m 国鉄桜木町事故(昭和26年)死者106、負傷者92 長崎三菱高島炭鉱ガス爆発事故(昭和60年)死者11 |
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