■備えあれば憂いなし-今日の話題 災害を事前に疑似体験しよう! 災害を事前に体験?ん、どういうこと?と思われるかも知れません。しかし今の世の中、いろいろな体験施設が各地に誕生し、またAI機器の進展により、疑似に体感できる機器や施設も増えています。危機的な状況を、五感を通じて体感、体験することは実に重要です。そのリアルさが非日常下での慌てない行動や、冷静な判断、備えるパワーなどに繋がるからです。先日、私は東京江東区有明にある「東京臨海広域防災公園」にある“防災体験学習施設そなエリア東京”に行ってきました。詳しくは当該ホームページ(防災体験学習(そなエリア東京) | 東京臨海広域防災公園 (tokyorinkai-koen.jp))をご覧ください。ここには、東京直下72h TOUR~地震発生後72時間を体験するツアー~や、津波避難体験コーナーなどが常設されています。他に首都圏では、都内に「本所防災館」「池袋防災館」「立川防災館」「地震の科学館」、神奈川では「総合防災センター」、千葉では「西部防災センター」、埼玉では「防災学習センター」、栃木では「栃木県防災館」が設置されています。さらに、愛知では「港防災センター」、石川「しみん防災館」、京都「市民防災センター」、大阪「あぺのタスカル」、北海道、徳島、香川、福岡、熊本ではそれぞれに「防災センター」が設置されています。これらの施設では、場所によりますが、横揺れ体験、暴風雨体験、煙体験などさまざまな設備があります。また、ウェザーニューズ社による「ARお天気シミュレーター」、島津ビジネスシステムズ社による「アメミル」、キャドセンター社による「ARハザードスコープシリーズ」などがあります。機能はそれぞれに異なりますが、スマートフォンをかざすだけで、その場での降雨や浸水、建物の倒壊危険度などが、あたかも災害時を思わせるような状況で確認できます。さらにVR(バーチャルリアリティ)技術も進展していて、例えば東京消防庁では、2018年に「VR防災体験車」を導入して、ゴーグル付きヘッドセットによって、熱気や臭気も感じられる体験ができるといいます。これかにさらに疑似体感、体験できる機器や設備、施設が増えることと思われます。ぜひあなたも近くの体験施設に出向いて、疑似体験してみませんか? |
コラム:防災用語 「津波地震/山体崩壊津波」あまり聞きなれない言葉ではないかと思います。通常、津波は、陸でも大きな揺れを感じて、その後に押し寄せるのですが、地震による揺れ自体は小さいのに大きな津波となることもあり得ます。この地震を津波地震と呼んでいます。山体崩壊津波は、火山活動などで山体が崩壊し、海へ土石流となって押し寄せることで潮位に変化が生じ、津波として襲う現象です。津波は、海底での巨大地震で発生するとは限らないということです。 |
★この日に起きた災害や事件、事故 グルジア地震(平成3年)M7.2死者140、負傷者360以上、 関越自動車道高速ツアーバス居眠り運転事故(平成24年)死者7、負傷者39 |
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