5月14日 朝礼話材

■備えあれば憂いなし-今日の話題
心肺蘇生術、出来るようになろう!  事故現場を捉えたニュースなどでよく見るようになった「心肺蘇生術」。決して身近に起きてほしくない光景ですが、あなたの目の前で起こらないとは言えません。たとえ事故でなくても病気で倒れた人を目の当たりにするかも知れません。心肺蘇生を行うのは、救急隊とは限りません。救急隊よりも一般人による心肺蘇生のほうが多いという話を聞いたことがあります。できる限り早く施すことが蘇生に繋がります。ひとりでも多くの人に心肺蘇生術を知ってほしいと思います。各所にAEDがあったとしても、AED単体で使用するのではなく、心肺蘇生術とペアで行うことが必要です。消防署などが開催している「救命講習会」では、心肺蘇生術のやり方とAEDの扱い方の両方を学びます。ここでは、そのような場面に出くわした場合の、その手順について簡単に説明しようと思います。第一に行いたいのが、まわりの安全確認、安全確保です。助けようとしているあなたが危険な状況であったり、さらに被害が広がったりでは何にもなりません。第二に倒れている人の肩などを叩き「大丈夫ですかー」と呼びかけ反応をみること、意識がないようであれば、第三として119番通報をします。まわりに幾人か人がいれば、指名して「あなた119番をお願いします」「あなたAEDを探して持ってきてください」と依頼します。そして第四に心肺蘇生術の開始です。対象となる人の脇にひざまずいて、胸の真ん中に両手のひらを重ね、対象者の胸にあなたの腕が真下に伸びるようにして、あなたの体の重心を使って深く、早くテンポよく圧迫を繰り返します。コロナ禍では息の吹込みは不要とされていましたが、親しい間柄であれば、鼻をつまんで息を吹き込んでも良いでしょう。息が吹き込まれていれば胸が上下します。そのようにして救急隊が到着するまでの間をつなぎ、時間を稼ぐことで、たとえその間で蘇生できなかったとしても助かる可能性がずっと高まります。
コラム:防災用語 「仙台防災枠組」以前の話題で「国連防災世界会議」について触れました。この会議の3回目開催場所が、宮城県仙台市でした。この会議は開催時からむこう15年間の国際的な防災枠組を差規定することが目的ですので、開催された場所を冠にして「仙台防災枠組」と呼ばれるのです。2015年に開催されましたから、枠組の期間は、2015年から2030年の15年間ということになります。日本で開催された国連会議としては過去最大の参加があったようです。ここで採択された「仙台防災枠組2015-2030」では、4つの優先行動と7つのターゲットが示されました。4つの優先行動は、①災害リスクの理解、②災害リスク管理のための災害リスクガバナンスの強化、③レジリエンスのための災害リスク軽減のための投資、④効果的な対応のための災害準備と回復・復旧・復興に向けた「より良い復興」が示されています。この上で詳細かつ具体的な数値目標を示したのが7つのターゲットです。
★この日に起きた災害や事件、事故
信楽高原鉄道列車衝突事故(平成3年)死者42、負傷者614

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