5月27日 朝礼話材

■備えあれば憂いなし-今日の話題
リモートでわかるリモート参加者の今の危険度  以前からやがては、会議はパソコンでの画面越しでと、世の中の方向は間違いなくデジタル化に向かっていました。そのような中で、2020年初めから蔓延した新型コロナウイルス感染症は、そのスピードを上げ、どの企業においても、すっかりリモートによる会議への移行が進展したように思います。数年前までは、リモートによる会議といえば、まだ地球の裏側と会話しているような、時間差あるやりとりでしたが、この3年間で非常にスムースなリモート会議システムが開発、あるいは進化して、違和感なく映像・音声に乱れがない会議や打ち合わせなどが出来るようになりました。みなさんの中にもすでに、ZOOMやMeetなどによって、リモート体験している人は多いのではないでしょうか。さて、私も最近、頻繁にリモートによる打ち合わせやセミナー参加が多くなったひとりです。画面では、何人かの参加者が一堂に会し、背景をぼかしたり、画像をはめ込んだりしている人もあるものの、多くは会社のデスクや自宅の部屋などから参加している人も見受けられます。参加者をよく観察していると、中には、座っている人の真後ろに高い書棚が置かれ、転倒防止器具のない、それでいて重ための書籍がぎっしり並び、また花瓶や楯などが置かれていることが見えたりするものです。今、地震に襲われたら、転倒しやしないか、花瓶がその人の頭に落ちてきはしないか、書棚が降ってきて埋もれやしないか、などと心配してしまいます。特に偉い方、教授先生で、そのような背景をみることがあります。そんなちょっとした身近なところでも、地震による危険が潜んでいるということがわかります。もし、近いところでリモートを使用して画面越しに人と話す機会がありましたら、ぜひそのような目で見てみてください。そして心配を感じたなら、親しい人には教えてあげてください。防災・減災は草の根で少しずつ進めていく活動でもあると思っています。
コラム:防災用語 「家族防災会議」家族防災会議とは、家族が常に一緒にいるとは限らないことから、あらかじめ家の安全対策や危険個所のチェック、非常用品の確認、緊急時の連絡方法、避難のタイミング、避難先などについて話し合いをもって、それを分担して準備を進め、その時に備えようというものです。
★この日に起きた災害や事件、事故
なし

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