5月3日 朝礼話材

■備えあれば憂いなし-今日の話題
出張先や旅行先でも被災する可能性あり! 当たり前と言えば当たり前ですが、災害は自分の職場や自宅周辺で起こるとは限りません。外出先で災害に見舞われる可能性は十分あります。コロナ禍も一段落して仕事や観光でと遠方へ出向くことも多くなってきたのではないでしょうか。そこまで防災対策だなんて、と思われるかも知れません。しかし外出した先でも、ちょっとした防災対策出来得ます。ひとつは、移動中の持ち歩きです。男女問わず、ハンドタオル、笛、手鏡、飲食料、スマホ、充電器、日常薬、保温シート、かばんなどです。ハンドタオルは口を塞いだり、ちょっとした出血を押さえたりすることができます。笛や手鏡(小さいもので良いので)は、閉じ込められたり周りの人と離れてしまったりした時に、音や光反射で知らせることができます。飲食料、例えば500mlペットボトル1本と飴やチョコレートなどがあれば、脱水を防げます。保温シート(新聞でも良いです)は、体温を維持できます。カバンはヘルメット代わりになります。もうひとつは、逃げ込む場所や建物を気にする癖づくりです。今、ここだったらどこに逃げ込めるか、高い所はどこか、などです。目に見える範囲で大きな広場はないか、ホテルはないか、高層ビルはないかです。意識して気にするようにすると、それらが目にとまるようになるものです。付近にブロック塀がないかも気にしましょう。地震で崩れたブロック塀はニュースでたびたび流れ、目にしている人も多いでしょう。続いて建屋内にいる時です。まずは頭・体を守ることですから、最寄りの机やテーブル。看板、書棚、ショーケースなどは倒れてくる危険源と認識しておきましょう。出口方向を常に気にしておくことも大切です。柱がない大きな空間、例えば大型ホールなどにいるなら、天井崩壊に備え、椅子の下に潜り込めるか出口はどこか、などを気にしましょう。中央付近より出入り口付近に席を取る心がけも重要かも知れません。エレベーターでは、揺れを感じたらすかさず全ての階のボタンを押すことを頭に入れておきます。崖があるところは普段から離れぎみでいることも大事です。駅などの階段や狭い通路では、手すり付近を上り下りすること、端を歩くことです。
コラム:防災用語 「線状降水帯」最近、この言葉をだいぶ耳にするようになったと思います。それは、2022年6月から、気象庁がこの言葉を使った大雨予測情報を発表するようになり、これまで数回発表され、ニュースなどで耳にするようになったためかと思います。線状降水帯とは、気象庁のホームページから引用すれば、「次々と発生する発達した雨雲(積乱雲)が列をなした、組織化した積乱雲群によって、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出される、線上に伸びる長さ50~300㎞程度、幅20~50㎞程度の強い降水をともなう雨域」を言います。大きな被害をもたらした事例としては、令和2年7月に発生した熊本球磨川の氾濫が挙げられます。
★この日に起きた災害や事件、事故
大館大火(昭和30年)死者1、負傷者20、焼失家屋345、 JR三河島二重衝突事故(昭和37年)死者160、負傷者296 、豪雨(昭和63年)死者7、負傷者27

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