■備えあれば憂いなし-今日の話題 子どもたちへも防災教育、防災準備を! 非常用品や災害食というと、大人用のものばかり思い浮かびます。オンラインショップでもホームセンターなどで見ても、防災関連のコーナーでは、多種多様な商品が並んでいるものの、その圧倒的多数は成人向けのものです。また当ブログ以外にも多くの防災関連の記事や情報サイトなどがありますが、こちらもまた子どもたち向けは少なく感じます。今日は、子どもたちへの防災教育の状況や、家庭における子ども向け防災準備について触れたいと思います。まず、子どもたちへの防災教育の状況についてです。文部科学省の調査によると、防災について教育・指導している学校は、小学校、中学校、高等学校いずれも98%を超え、学校行事やホームルーム活動を通じて学ばせている学校が多いとのことでした。防災という教科はありませんが、グループ学習として多く取り入れられていて、これからの時代を担う子どもたちに、災害の現状や、その時どう行動すれば良いか、周りへの思いやり、助け合いの心などを主軸として、さまざまな手法を使って行われているようです。2020年から施行されている学習指導要領では、「防災・安全」教育の拡充が特長的で、①教科横断的視点での指導、②災害を主体的に学び考える指導、③地域防災の取組みを理解する指導、などが柱になっていると言います。内閣府は令和2年「学校における防災教育の取組、教職課程・教員研修における防災教育」と題した文書を策定、発行していますので参照しても良いでしょう。当ブログは、学校教育の今後の方向として、ぜひ独立した教科としての「防災」が検討され、実現されることを待ち望みたいと思います。さて、続いて子どものための防災準備についてです。子どもの年齢を考慮した持ち出し用品は、「子ども・災害持ち出し」などと検索すれば、関連するサイトや資料が見られます。また「キッズ向け防災セット」も出品されていますので、検討されると良いでしょう。その上で、当ブログからの提案です。子どもの防災用品は、その時向けに用意しておくという以外に、いつも使っているもの、食しているものを、まとめて放り込める独立した少し大きめの(子供が背負える程度の)リュックサックを持っておくということです。子どもは新しいものより、いつものものを欲するところがあります。非日常生活を送らざるを得ない時には、実に重要な点かも知れません。 |
コラム:防災用語 「高潮」高潮は、沿岸に居住または沿岸で仕事をしていないと、あまり気にしない言葉かも知れません。高潮とは、気象庁のホームページから引用すると「台風や発達した低気圧などに伴い、気圧が下がり海面が吸い上げられる効果と強風により海水が海岸に吹き寄せられる効果のために、海面が異常に上昇する現象」です。海面が上昇するとともに強風により波しぶきが一気に海岸線の堤防を超えることで、広域に渡って浸水することがあります。 |
★この日に起きた災害や事件、事故 なし |
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