6月9日 朝礼話材

■備えあれば憂いなし-今日の話題
情報は、SNSよりもテレビ・ラジオ・新聞から得よう!  今や、スマートフォンは必携品となりました。何でもスマートフォンで情報が得られるようになりました。コミュニケーションもスマートフォンだけでとっている人、多いのではないでしょうか。電車に乗るにも飛行機への搭乗も、旅行予約からグルメの手配、それらの支払いまで、みんなスマートフォンが活躍します。そこで質問です。得ている情報の発信元はどこですか?Twitter?インスタ?TikTok?みんなが騒いでいる最新の情報は、それらにたくさん上がっていて、その量も膨大です。またツイート機能などで同じ情報が繰り返しアップされるのも特長でしょうか。知っている人が発信している、多くの人が共有している、有名人も入ってきたなどによって、少なからず「あっ、そうなんだ」と理解するに至ります。ファッションやグルメ、レジャー情報などは、それらの情報が真に役立つでしょう。その時々のトレンドもわかってくるものです。しかし、災害時や緊急事態時だけは、要注意です。それらの中には、本当のこととフェイクとが混在している場合があります。AIによって会話するチャットGPTもそのひとつ。ビックデータから選択した情報を整理し、長い話は段落つけて、それを口語調に変換し、答えてくれるシステムですが、そもそもビックデータ自体にフェイクがあれば、フェイクを選択した答えを持ってくることになり得ます。災害時や緊急事態時は、そうでなくても情報が錯そうします。得たい情報がなかなか得られないことはたくさんあります。行政機関の発表でさえ、右往左往し異なる情報が複数から発せられる場合もあります。そのような時だからこそ、落ち着いて、何から情報を得るのが良いか考えたいものです。私は、率直に「ラジオ」「テレビ」「新聞」をおすすめします。そのような状況の時は、それらは緊急放送、緊急報道の枠組みの中で、多くの情報の中から、慎重な取捨選択がなされ、一呼吸置きながら発信されます。緊急度によって内容や口調を変える手順、字面や紙面を工夫する手順を有しています。時にそれらでもフェイクを流してしまうほど、真実に近い、出来の良い誤情報が水面下で多数発信されているということです。生き残るすべ、生活必需品、避難所情報など、被災者に真に重要な情報は、逆にSNSでは面白くない情報なのかも知れません。そうそう、you tubeからのユーチューバーによる情報発信にも気を付けましょう。どうしても閲覧回数を増やすことが目的化している内容が多くなりがちです。最後に取捨選択して何から情報を得ようかを決めるのは、あなた自身です。
★この日に起きた災害や事件、事故
フィリピンピナトゥボ火山噴火(平成3年)死者・行方不明者870

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