7月17日 朝礼話材

■備えあれば憂いなし-今日の話題
混ぜてはいけない!入れてはいけない!近づけてはいけない!  薬品には、正しい使用方法を守らないと、事故や健康障がいに直結しかねないものが多数あります。異なる複数の種類の薬品を、誤って混ぜてしまったり、分量を間違えたりすることは、非常に危険です。以下に混ぜてはいけない薬品、また容器と薬品の危険な関係について述べてみようと思います。まず、ひとつは、家庭で使われることの多い漂白剤と、酸性の薬品を混ぜてはいけないということです。過去、意図的ではない誤った使用によって、主に浴室などで死亡した例が多くあります。有毒な塩素系ガスが発生することで、わずかな時間で死に繋がります。これら両方の薬剤は、職場にもよくあるものです。設備洗浄や床洗浄など、その危険を知って、危険を回避する対策が必要です。ふたつめは、アルミの缶にアルカリ性の洗剤を入れてはいけないということです。容器に違いはないとついつい思ってしまいますが、これを行うと、爆発する可能性があります。アルミ缶は強い酸性の薬剤を入れても同様の事象が発生する恐れがあります。続いて、みつつめです。火に消毒用アルコールを近づけてはいけません。もちろん注ぐことは厳禁です。バーベキュー中の事故が、先般発生して学生が亡くなっています。火力を強めようという発想で、うっかりやってしまいそうですが、駄目だという知見を持つことが重要です。
コラム:防災用語 「内水氾濫」内水氾濫は、集中して大量の雨が降ると、張り巡らされた排水機能が追い付かず、排水量を超えた雨量があふれ出して、土地や建物が水に浸かってしまう現象です。浸水というと、河川からの越水や決壊によって発生すると思いがちですが、昨今の降雨災害では、内水氾濫によるものが多く見られます。近くに河川がないから大丈夫とは、決して言えなくなってきています。
★この日に起きた災害や事件、事故
安達太良山噴火(明治33年)死者72、福井豪雨(平成16年)死者・行方不明者5、負傷者19、家屋全壊66、長野岡谷土石流災害(平成18年)死者10

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