■備えあれば憂いなし-今日の話題 スーパーやコンビニ、ホームセンターから商品が消える?! 普段は、何も気にしないスーパーやコンビニ、ホームセンターの売り場に数多く並ぶ商品群、いざ台風が近づくとか、大きめの地震が続くなどで、一気に商品棚が空っぽとなり、買い求めに出向いても品切れという状況が見られます。製造するメーカー側が需要量に対して供給量が追い付かず、小売店に製品・商品を卸せない、欠品状態にあるといった事象もありますが、充分な供給量があるにも関わらず、物流の停滞による売り場欠品もあります。昨今では後者事例が多くみられるようになりました。道路事情や海上路線事情が大きく関わってきています。製品・商品循環は、材料を提供する企業、材料を納入する運送事業者、受け入れて生産・製造する工場、工場から卸問屋への運送事業者、卸問屋、卸問屋から小売店へ製品・商品を納入する運送事業者、小売店といった一連のプロセスに関わる多くの企業、それぞれの生産・製造計画、精度の高い発注、間違いない受注体制、そしてデータの送受信、電子媒体、電気を主とするエネルギーなど、すべてが整っているからこそ、消費者はモノを購入することができます。なにひとつ滞っても、売り場から製品・商品が消えてしまいます。今、国の施策によって、物流事業者の、特にドライバーらの残業削減に向けた、法改正が行われる予定が進行中です。これまで安定していた運送量も、減便や配送時間変更などによって、運送量が大きく減る可能性があり、災害によらなくても、売り場の在庫は減る可能性があり得ます。買いたいものが買えないというリスクが、身の回りには少なからずあるということが理解いただけるでしょうか。要は、備蓄できるものは備蓄する、早め早めの購入で、ローリングストック利用するといった、これまでにない身の回り品購入の考えを変えていく必要がありそうです。 |
コラム:防災用語 「漏水」漏水とは、字のごとく水が漏れることです。一般的に漏水は水道の蛇口から発生したり、トイレから発生したりして気づくことが多いですが、目に見えない配管で発生し、いつの間にか少量の漏水が大量に流れ続けているということもあります。普段、水道局が検針でおいていく伝票は見ずに捨てるかも知れませんが、時には使用料の変化を確認する、水道を使用しない状況でメーターを見るということで気づけるかも知れません。 |
★この日に起きた災害や事件、事故 倉敷石油化学工場火災(昭和50年)死者1、負傷者12、梅雨前線豪雨(平成15年)死者23、負傷者25、家屋全壊51、京都アニメーション放火殺人事件(令和元年)死者36、負傷者34 |
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