■備えあれば憂いなし-今日の話題 災害に備え、車のガソリンは可能な限り満タンに! 車の運転に際して、ガソリンを使いきりで使用し、ランプが点くか点かないかという段階で満タンにするという人は、意外と多いのではないでしょうか。ガソリン価格が上下する中、入れるタイミングを価格次第としている人も多いかも知れません。物価高が続く中、それは致し方ないかと思います。しかし、これまでの災害でもそうですが、災害発生後は、ガソリンスタンドそのものが被災する、従業員が集められずに営業できない、ガソリンが届かないという状況が見られ、しばらく容易にガソリンが手に入らない、ガソリンスタンドにガソリンが届いても、たちまち長蛇の列が出来て、すぐに底を尽きてしまうといった状況がよく見られます。また、それ以上に、災害が想定される時、発生した時に、すぐに安全な場所、近隣県の親戚、知人宅に車で移動するにあたっても、ガソリンがほとんど無い状態では、心元ありません。さらに、災害時は、どこもかしこも混乱し、道路も封鎖箇所や、大渋滞が発生することで、予想以上にガソリンを消費することも考えられます。風水害など、事前に被災が予想される場合は、数日前に対処でき得ますが、大規模地震は、事前予測は困難です。その時になって、いきなり困ってしまうものです。車のガソリンは、個人においても企業においても、普段から可能な限り、満タンにしておきたいものです。半分になったら満タンにするといった自ら基準を持っておくことが望まれます。このことは、電気自動車にも言えることです。街の電気スポットは同様に使用できなくなる可能性が十分あります。また、自宅で充電が可能である車であっても、停電にはどうにも対処できません。災害への備えとして、可能な限り普段から、ガソリンにせよ、電気にしろ満タンにしておくことが望まれます。 |
コラム:防災用語 「デフュージング」ひとたび大規模な災害などに出遭うと、被災した人々に限らず、救助や支援に駆け付けた救急隊や消防隊、自治体の職員、自衛隊などの人々にとっても、大きなストレスを受け、感情を制御できず爆発してしまうような心理状況になり得ます。そのような状況に至るのを予防すべく、その日に起きたこと、行った活動などを振り返り、雑談的に皆で話し、感じたことなどを共有しあうことで、爆発しそうな感情を開放することを言います。 |
★この日に起きた災害や事件、事故 なし |
コメント