8月19日 朝礼話材

■備えあれば憂いなし-今日の話題
これから注文住宅を建てる方は在宅避難を考慮しよう!  当ブログの読者の中には、戸建て注文住宅に将来は住みたい、建てることを考えている、という人がいるかも知れません。これからの戸建て住宅の在り方について、避難所に避難しない、自宅にいながら避難生活をおくることができるようにするポイントを、少しまとめてみたいと思います。年々、大規模な災害が各地で頻発する中、以前、当ブログでは、“避難所”が、必ずしも安全とは限らないこと、多様なニーズには不向きなこと、感染症対策には限界があること、などについて触れてきました。また避難所までの移動経路上の問題についても触れました。昨今では、それを避けるべく自宅に留まり、垂直避難する、車中泊するという人が増えていることについても、過去ブログで触れました。将来的に永い眼で考えると、行きつく先は、在宅避難なのではないかということに行きつく感じがいたします。ただし、今の住まいのままで良いかというと、安全に不安を抱えたまま、自宅に留まるのは、決してお勧めはできません。例えば、新しく注文住宅を建てる、リフォームするといったことが必要なのではないかと思っています。それでは、どのような点に着目すれば、安全に不安を抱えない住宅になるでしょう。そこが新築、改築のポイントかと思います。ひとつめは、浸水対策です。ふたつめは、耐震・耐風対策です。みっつめは、感染対策です。よっつめは、備蓄対策です。いつつめは、停電対策です。新築であれば、少しでも浸水リスクが低い立地に、耐震・耐風性能が高い、外部からウイルスを持ち込まない、数日は停電下で生活することができる住宅を建てたいものです。改築であれば、基礎を含めた耐震・耐風・耐浸水強化、場合によってはかさ上げ、土砂対策、洗面箇所の複数化、備蓄置き場の検討と確保などでしょうか。いずれも可能であれば、玄関前で手洗いや消毒ができ、2階以上で生活が可能な間取りを考えたいものです。ローリングストックを含めた備蓄スペースの確保、食品残渣(食べ残しゴミ)やトイレ汚物(停電時には流せなくなることから)の隔離対策なども重要なポイントです。実際に、このような諸点を考慮した住宅仕様を売り出しているハウスメーカーも、少しずつ出始めているようです。一度に全部できない、新築・改築はできないという方も多いと思います。そのような場合は、一か所ずつでも良いので、少しずつ検討し改善していきたいものです。それが自らの命を守る、家族を守ることに必ずなつていくものと思います。
コラム:防災用語 「エネルギーの地産地消」政府がエネルギー基本計画の中で再生可能エネルギーを利用した発電設備を地域において循環させようとこのように呼んで推奨しています。災害時でも雲梯供給ができ、利用料金は地域で回り雇用に繋げられ、その地域だけのエネルギー供給ができればよいので、大規模設備は不要であると、メリットをうたっています。
★この日に起きた災害や事件、事故
北美濃地震(昭和36年)M7.0、死者8、負傷者43、家屋全壊12

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