8月20日 朝礼話材

■備えあれば憂いなし-今日の話題
大規模災害に備えるペット対策!  今や、自宅でペットを飼っている人はとても多いと思います。家族以上に大事にしている飼い主さんも多いのではないでしょうか。災害への備えについて人間のことだけに留まっていませんか。私も数年前まで白のポメラニアンを飼い、日々共に過ごしていました。しかし今思えば、災害に向けた準備は、我がポメには至っていなかったなぁとすごく反省しています。災害時には、家族の一員であるペットたちのことも考えなければなりません。次のようなポイントがあるのではないかと思っています。①ペットの部屋の安全確保:自分らの部屋やキッチン等の棚や冷蔵庫などは補強と同様、ペットの部屋周辺は大丈夫ですか。倒れてゲージがペシャンコになることはありませんか。何かキャスターが付いたものがペット目掛けて移動しませんか。テレビや照明がペット周辺に落ちることはありませんか。ペットの部屋が浸水する危険はありませんか。②災害時のペットの食料等の確保:人間への飲食料はやがて行政から供給されても、ペットの飲食料はあまり期待できません。ペットショップやスーパーのペットフードは一気に無くなることでしょう。供給されるまで相当の日数を要すると思われます。危機下においては、栄養バランスもさることながら、ペット用の菓子類も命をつなぐ重要アイテムになるかも知れません。おしっこシートもすぐに底をつくでしょう。暑さや寒さ、のどの渇きは人間と一緒です。ペットの脱水発症は命の危険に直結します。病気持ちであればクスリの確保も重要でしょう。③避難方法の検討:避難所は、まだまだペットの受入体制が不十分なことが多いと言えます。いつもと異なる環境では、ペットもいつもと違う行動をする可能性があります。吠えたり暴れたり噛みついたりです。在宅避難とするか、車両内避難とするか、考えどころかも知れません。④傷病対策:ペットも人間同様に、災害下ではケガや病気にかかる可能性は高いと言えます。そんな時、動物病院も被災している可能性が十分にあり得ます。少なくとも脱水発症しないよう、また持病があるならそのクスリが途絶えないようにしたいものです。
コラム:防災用語 「防災教育」内閣府のホームページでは、他の教育に比べ明らかに少ない教育ジャンルのひとつと捉え、その必要を問うています。「災害発生の理屈を知ること、社会と地域の実態を知ること、備え方を学ぶこと、災害発生時の対処の仕方を学ぶこと、そして、それを実践に移すことが必要となる」とし、「文部科学省では、学校における防災教育のねらいを、一つ目は「災害時における危険を認識し、日常的な備えを行うとともに、状況に応じて、的確な判断の下に、自らの安全を確保するための行動ができるようにする」、二つ目は「災害発生時及び事後に、進んで他の人々や集団、地域の安全に役立つことができるようにする」、三つ目は「自然災害の発生メカニズムをはじめとして、地域の自然環境、災害や防災についての基礎的・基本的事項を理解できるようにする」としている」と紹介しています。
★この日に起きた災害や事件、事故
インド・ネパール国境地震(昭和63年)死者約1,000、台風第11号(平成13年)死者・行方不明者6、広島土砂災害(平成26年)死者74

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