■備えあれば憂いなし-今日の話題 シリアルも防災食になる! シリアルは、いろいろな意味がありますが、穀物、もっと言えば、朝食で食卓にのぼる食べ物をここでは指します。以前、本コーナーで、せんべい・あられは防災食として有用であることを書きました。その続きです。シリアルもまた、防災食になり得る良い食品であることを提案したいと思います。災害は予期せずに発生することがあり、また例え予報で呼びかけられた災害可能性であっても、直面してしまうことがあります。大規模な災害ほど、地域全体が被災し、物流供給網が寸断され、店頭の商品はたちまち売り切れ、多くの人が食料に困る事態が想定されます。また、災害時には調理ができない状況にもなり得ます。このような状況下では、体に必要なエネルギーの補給、栄養の取得、消化に優しい食べ物が欲しいところですが、儘ならないのが現実でしょう。そのような時に、シリアルは、栄養価が高く、おなかに優しい、かつ調理が不要な常温のままでおいしく食べられる食品として、実に有用であると思うのです。また相応の保存期間(賞味期限までの長さ)があります。シリアルは、炭水化物はもとより、たんぱく質、ビタミンなど必要な栄養素が含まれています。そのまま食べても良し、少し湯や水、牛乳を加えても良し、充分な一食になることでしょう。普段からシリアルを常食としている方はもちろん、たまに食べる人にとってもローリングストック食材のひとつとしてたいへんお勧めです。普段食べていない、食べたことがない、という人にもお勧めです。今や店頭には、さまざまな組み合わせ、味を調整した、美味しさが追求されたシリアルが多く開発され、販売されています。自分好みのシリアルを、予期しない災害時の防災食として、利用してみませんか。 |
コラム:防災用語 「家屋倒壊等氾濫想定区域」浸水する深さとその流れの速さから一般的木造住宅が倒壊し、流される危険が発生しうる河川、河岸氾濫予想をマップに落とし込んで可視化したものです。この想定がされている区域では、自宅に留まり階上へ避難するといった垂直避難もリスクが高く、あらかじめ遠方の安全な避難所や知人宅、親戚宅などへ避難しておくことが望まれます。 |
★この日に起きた災害や事件、事故 陸羽地震(明治29年)M7.5、死者209、家屋倒壊5,792、 キティ台風(昭和24年)死者・行方不明者160、家屋全壊・流失3,733 |
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