8月6日 朝礼話材

■備えあれば憂いなし-今日の話題
台風は、台風の目の東側がもっとも危険!  台風の季節です。その年によって発生件数に前後はありますが、昨今、上陸する台風が増えつつあります。またその強さも年々増しているように感じます。巨大な台風では、その中心は900ヘクトパスカル前後となり、暴風の範囲も強さも計り知れないほどに発達します。その勢いを維持したまま、ひとたび本土に近づくと、大きな被害が発生します。台風の目の東側に当たった地域は、特に警戒しなければなりません。東側が特に危険なのは、次の理由からです。①風速が西側よりも高くなる:北半球では渦が左巻きとなることから、台風のスピードに乗って東側の風が強くなります。遠心力が高まるようなものです。よって強風が吹き荒れ、人は立って歩けない状況で車が横転する恐れもあります。頑丈な施設であっても、屋根が飛ばされたり、電柱や鉄塔が倒壊したりします。②強く長く雨が降る:雨雲は貝殻状に渦を巻き、雨量は増大化し強まります。降り続く雨となりがちで、河川の氾濫や土砂災害が発生しやすくなります。浸水の可能性は高まることから、横方向への避難がかえって危険になる可能性も高まります。③海水面が上昇する:海上の波は、風に巻き上げられ、海水面が上昇します。都市部は沿岸に多いことから、内陸よりも多くの建屋が浸水する可能性が高まります。このようなことから、台風が、自分がいる場所の西側を通過しようとする天気配置図が見られたなら、つまり東側に位置することから十分な注意が必要なのです。台風がどこを通過していくか、正しい情報をタイムリーに入手し、予測される台風のスピードによって、早め早めに対策を打つことです。戸締りやガラス窓の補強、停電対策、植木などの移動、食料品の確保などを進めることです。また、避難所へ移動するか、自宅に留まるかの選択、それによっては早期の避難移動が重要です。
コラム:防災用語 「カルデラ噴火」特に大規模な火山噴火で、地中にある大量のマグマが一気に噴出し、土地の形状を大きく変えてしまう噴火をいいます。正式な学術用語としてウルトラプリニー式噴火といい、以前描かれた小説で使われた用語から、破局噴火ともいわれることがあります。日本は火山が多く、大規模地震によって誘発され噴火に至る可能性もいくつかの火山で指摘されています。
★この日に起きた災害や事件、事故
なし

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