■備えあれば憂いなし-今日の話題 3.11の時の東京ディズニーリゾートを振り返る!① 2011年3月11日、未曽有の大地震が東日本一帯を襲いました。東日本大震災です。多くの人の命や家屋、企業の建屋が失われた悲しいニュースが多かったものですが、中には感動のニュースも流されました。オリエンタルランド社が運営する東京ディズニーリゾートです。その時の園内の様子や不安になるゲストらに声をかけるキャストらの様子は、当時ニュース映像だけでなく、当日入園し動画撮影していたキャスト自身からも発信され、大きな反響を呼んだものです。あれから12年が過ぎましたが久しぶりにその時のオリエンタルランド社の対応状況を振り返ってみましょう。その時の園内の動きやキャストの対応は、同社のホームページを通じて「CSR Key Topics 2011~私たちが今、お伝えしたいこと~」として公開されています。そのまえがきには「「OLCグループCSR Key Topics 2011」は、私たちOLCグループが、CSR(企業の社会的責任)の視点で今、ステークホルダーの皆さまにお伝えしたい取り組みをまとめたものです。まず、東日本大震災の発生時に、いかにゲストの安全を確保したのか、また、この経験を踏まえ、今後どのような備えをしようとしているのか、節電や被災地支援の取り組みとあわせてご報告しています。そして、OLCグループが心豊かな社会、夢あふれる未来にむけて掲げるCSR方針5つの「大事にしたいこと」を日々実践している従業員たちの思いや取り組みを、従業員の言葉を通してご紹介しています。」とし、トップメッセージ、特集、OLCグループのCSR、従業員からのメッセージ、で構成されています。特集として組まれたのが「東日本大震災における東京ディズニーリゾートの対応」です。同社は、東日本大震災が発生する以前、開業当初から、従業員全員参加による緊急時訓練を年数度にわたって、およそ頻繁に行ってきていましたが、地震の想定としては「冬の午後6時、震度6強、ゲスト10万人」の基本計画を有していて、その計画に従って対応したとしています。どうでしょうか。みなさまの会社では、季節、時刻、震度6強、人の数、等を訓練の素地となる想定に入れ込んでいるでしょうか。対応がいちばん困難な想定をしておくからこそ、訓練がリアルになり、ひとりひとりが考える力をつけるようになるのではないでしようか。この報告書には、当日の対応詳細が時系列で書かれています。明日の本欄で紹介しましょう。 |
コラム:防災用語 「SAVE365」日本赤十字社がその活動を広く知ってほしいと広報しているテーマ名です。ホームページによれば、「赤十字は、災害が起きた時に駆けつけるだけではありません。365日、それぞれの部門がそれぞれの場所で働き続けています。災害に備えた訓練、知識や技術の普及、物資の整備、医療現場や海外での活動など、すべてが人を救うことにつながっている。どんな状況下でも、人間のいのちと健康、尊厳を守ること。その使命を胸に、赤十字は今日も明日もあさっても、かけがえのない日常を支える活動を続けています」としています。がんばれ!日赤!と思わず叫びたくなります。 |
★この日に起きた災害や事件、事故 キジア台風(昭和25年)死者・行方不明者63、建物全壊・流失7,203、台風第19号(平成9年)死者・行方不明者10、台風第11号及び前線大雨(平成19年)死者・行方不明者4、負傷者7、家屋全壊19 |
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