■備えあれば憂いなし-今日の話題 何度でも避難経路を再点検しよう! これまでの災害をみると、避難移動中に川に落ち死亡、道路が冠水して立ち往生、橋が流されたといった事故が多いのがわかります。避難は、いかに早い段階で行動に移すか、自宅に留まり安全な部屋に避難して難を逃れるのか、タイミングと安全を確保する場所の選び方がポイントになりますが、もうひとつ忘れてはならないのが、自宅を出て避難所などに移動する途中の危険の回避です。まだ、大丈夫と思って移動している時に、思わぬ落とし穴があるのです。徒歩で移動するか車で移動するかによっても異なりますが、今日は、避難する移動経路上の留意点と、事前に何度でもその経路を通って、不安全な場所がないか点検する目で歩くことのおすすめをしたいと思います。いつもの道だからと思わずに見てみましょう。できるようであれば、防災グッズを詰めたリュックやコロコロを持って、その時用に用意したズック靴で、昼間だけでなく時には暗くなってから、歩いてみませんか。そして途中、次のような点を気にしてみましょう。停電で信号が止まっても渡れる道ですか?、冠水しそうなところはないですか?、冠水したらわからなくなる蓋なし側溝はないですか?、工事でう回路ができていませんか?、取り壊された空き地に一列ブロック塀が残っていませんか?、夜間周辺は真っ暗になりませんか?、防災グッズをコロコロ転がして歩けそうですか?、重いコロコロを持って何段もの階段を降りれそうですか?、リュックを背負って何段もの階段上り切れそうですか?、指定された避難場所や避難所、変わってしまっていませんか?、子どもを連れて歩けそうですか?、災害時に緊急車両用として閉鎖される道路に指定されていませんか?、余震のある中で危険な建物の脇を歩くような箇所はないですか?心配してばかりでは何もできないと言われそうですが、そういう視点で歩いてみると、また違った景色が見えてくるかも知れません。 |
コラム:防災用語 「広域災害救急医療情報システム」当該ホームページによれば「災害時に被災した都道府県を越えて医療機関の稼働状況など災害医療に関わる情報を共有し、被災地域での迅速且つ適切な医療・救護に関わる各種情報を集約・提供することを目的」に作られたシステムです。平常時・災害時を問わず、災害救急医療のポータルサイトの役割を果たすとしています。 |
★この日に起きた災害や事件、事故 シーボルト台風(文政11年)死者10,000以上、枕崎台風(昭和20年)死者・行方不明者3,756、建物被害446,897 |
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