9月23日 朝礼話材

■備えあれば憂いなし-今日の話題
長時間停電に見舞われるリスク  2018年9月に北海道胆振東部地震をきっかけとして発生した、北海道全域に及ぶ長時間停電は、電気のない生活を余儀なくされ、また電気の大切さを思い知らされたひとつの災害です。“ブラックアウト”というキーワードかSNS上も駆け巡ったものです。一部のコンビニエンスストアでは、自動車メーカーとの協働で、自動車に蓄電した電気を使い、店舗運営を継続したというニュースも流れ、一気に電気自動車の果たす役割もクローズアップされたものです。しかし多くの企業や家庭では、活動も生活もストップし、あと何時間か続いたら窮地に追い込まれたかも知れません。そのような中、再び長時間停電に見舞われた地域があります。つい昨今の話です。2023年8月2日から沖縄本島及び周辺離島を襲った台風6号は、沖縄本島直左を通過した後、大きく方向を北西から真東に変え、出戻って本州方面に向かうといった前例のない動きをしました。この影響で、沖縄本島や宮古島などの住民はもとより、旅行で訪れていた人々にも、移動も買い出しもままならない状況に追い込まれました。特に風の強さは、あらゆるモノを破壊し、本島建屋の三分の一が停電、復旧自体が手つかずとなって、深刻な環境下となりました。大型台風が長期に渡ってある一定の場所に居座ることで、交通機関のマヒ、長期に渡る停電と断水は、真夏を襲ったことで、クーラーのない日々ともなり、またスーパーもコンビニエンスストアも食料品という食料品は、すっからかんとなって手に入らない状況となり、さらにトイレは使えない、風呂に入れないといった状況に陥りました。どれだけの企業、家庭が、食料品や飲料、トイレ備品を備蓄していたことでしょう。ニュースでは、カップ麺を豊富に抱えた人が、水がないことで食べられないと話していました。改めて、災害時の酷さを思い知るところです。どうか今一度、普段から何を用意しておくか、どれだけ用意しておくか、どのように保管しておくかといった対策を、真剣に考えたいものです。
コラム:防災用語 「フラッシュバック」フラッシュバックとは、大地震や巨大台風など、自然災害によって死に直面したり、足がすくんだり、または交通事故に巻き込まれ酷いケガを負ったり、暴力行為を受けたりというような、強い恐怖体験がトラウマとなって、ふとしたきっかけや、デジャブによって思い出された時に、同じような恐怖に襲われ、心が潰されそうになる心理的な症状を言います。
★この日に起きた災害や事件、事故
浅間山噴火(昭和25年)死者1、負傷者6

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