1月4日 朝礼話材

■備えあれば憂いなし-今日の話題
子どもたちも言う!理解しやすいのは紙!  昨年10月28日(土)の読売新聞朝刊1面に、センセーショナルな記事が掲載されていました。そのまま引用するなら「紙の本と電子書籍のどちらが読みやすいかを小中高生に尋ねたところ、小説や図鑑、辞典などは「紙の本」を選ぶ傾向にあることが、全国学校図書館協議会の学校読書調査でわかった」という記事です。すでに生まれた時にスマートホンが身近にあり、授業ではひとり一台モバイルパソコンが用意される昨今、子どもたちの日常は、読書もモバイルだろうと思っていたのは、大人の勝手なイメージだったのかも知れません。小学生も中学生も、そして高校生も、みんな一律に読みやすいのは「紙の本」を選んだ比率が一番でした。大人に同様の質問をし、回答を得た過去記録があるかどうか、わかりませんが、まだまだ「紙」は捨てたもんじゃないというのが、よくわかる記事だと思いました。以前、このコーナーで、緊急時に向けた資料、例えばハザードマップや緊急連絡先、避難場所までの経路図、等々は、パソコンを開かなくてもすぐに見られるよう、紙で用意し場合によっては壁面に掲示しましよう。ということをお伝えしたことがありますが、改めて、「紙」という媒体の有用さを感じるものです。実際に、私も仕事を通じて多くの企業を訪問し、業務の運用状況を伺うのですが、電子化が進んでいる企業ほど、必要な文書や記録が、すぐに引っ張り出せない、探すのに時間を要す、文書の最初から最後まで、容易に確認できない、といった状況に出くわします。フォルダの整理、フォルダのタイトリング、ページの分割等が以外にも進展しておらず、また、先ほどのものに戻す、先に進む、別の日の記録が見たいとする時、サクサクといかないものです。あっ、そこで止めて!もう少ししたの方へ、もう一度、上のタイテルを見せて、と、「紙」であれば、一気にペラペラめくったり、目を移したりできるところ、「PC」なるものは、あっ、行き過ぎ行き過ぎ、もう少し下です下です、あっ、上のタイトルが消えちゃった!といった具合いです。どうなのでしょう?環境保全、地球資源の管理、コストの最小化等々で、すっかり、「紙」は悪になってしまっていますが、「紙」の有用性を今一度、見直しても良いのではないかと、ひそかに思っているのは筆者だけでしょうか。
コラム:防災用語 「フロン排出抑制法-直罰規定」あまり知られていないようですが、改正されたフロン排出抑制法には、罰則規定があります。それも一般的な指導や勧告といった途中がないままの直罰となっています。①フロン類をみだりに放出した場合:1年以下の懲役または50万円以下の罰金、②機器の使用・廃棄等に関する義務について都道府県知事の命令に違反した場合:50万円以下の罰金、③算定漏えい量の未報告・虚偽報告の場合:10万円以下の過料、となっています。とりわけ、屋外にあるフロン類含有室外機等にうっかり車両がぶつかりフロン類を漏えいさせてしまうと①に該当します。
★この日に起きた災害や事件、事故
なし

コメント

タイトルとURLをコピーしました