2月6日 朝礼話材

■備えあれば憂いなし-今日の話題
大雪渋滞に巻き込まれないようにしよう!  暖冬と言われる今冬ですが、エルニーニョ現象の影響を受けるとともに、偏西風の大きな蛇行によって、全体的に、太平洋沿岸地域は高温化、日本海沿岸地域は低温化となっています。偏西風の蛇行による影響はまだまだあまり知られていません。そのゆえか、冬なのに春並みの暖かさは異常だねとか、温暖化と言われているのにどうして大雪なのかと、首を傾げる人も多いのではないでしょうか。防災・減災には、気象の知識も重要です。特に地震に見舞われた石川県をはじめ、島根、鳥取、岡山・兵庫北部、福井、富山、新潟、山形、秋田、青森、北海道は、大雪それも異常な量の降雪は、災害級となってきています。そのような環境下では、事業で車を走らせる企業にとっては、大きな課題です。決められた時刻どおりに車を走らせることができないばかりでなく、猛吹雪等による大渋滞は、立ち往生に繋がり、毎年ニュースになるような数日にわたる車内閉じ込めが発生しています。例年、立ち往生による閉じ込めによって、排気ガスの逆流による車中中毒死も見られます。今日は、大雪渋滞に巻き込まれないためにどうしたらよいかとともに、立ち往生対策について触れてみたいと思います。貨物自動車事業の業界団体である「公益社団法人全日本トラック協会」では、ホームページ内に「雪道対策について」というページを設け、ドライバーに注意を呼び掛けています。ひとつは「雪道対策マニュアル」が作られUPされていて、そこには、“雪国運行の必需品”“タイヤチェーンの装着位置と装着時の注意”“雪道走行の心得”“出発前~出発直後~走行中(降雪前)~走行中(降雪時)~走行中(緊急時)の留意点”“雪道の注意スポット”等がイラスト付で紹介されています。また「雪道での立ち往生に注意!大型車の冬用タイヤとチェーンについて」もUPされ、“冬用タイヤの選び方と使用限度”“チェーンの効果、携行・装着”“性能限界”そして“立ち往生が発生しやすい車両”等について紹介されています。さらに「異常気象時における気象情報等の入手先(例)」や、国土交通省、気象庁、日本道路交通情報センター等の雪道関係サイトのリンクもあり、情報入手に便利な作りとなっています。雪道対策特設ページ | 全日本トラック協会 | Japan Trucking Association (jta.or.jp)、もうひとつ、セキュリティー事業大手の「ALSOK」では、そのホームページ内に「なぜ大雪になると立ち往生が起こるのか?」のページがあり、その理由を❶吹雪で見通しが悪くなるため、❷チェーンを装着していない車があるため、❸停車する車に続いて停車してしまう人が多いため、として、立ち往生した場合に気を付けることとして、❶一酸化炭素中毒対策をする、❷しっかりと防寒対策をする、❸ドアが開くことを定期的に確認する、❹救援部隊に連絡する、立ち往生以外にも気を付けることとして、❶ライフラインの停止に備える、❷移動時は足元だけでなく頭上に気をつける、❸無理な雪下ろしはせず、安全なところを避難する、等としています。ぜひ当該ページを訪ね、詳細確認してみましょう。なぜ大雪になると立ち往生が起こるのか?|ALSOK、一般向けでは、「NEXCO中日本」のドライバーズサイトに「冬の雪道ドライブガイド」があり、“冬の高速道路はどうして注意が必要なの?”、“どんなことに注意すればいいの?”等が掲載されています。【冬道の注意ポイント】 場所や時間によって変わる路面の状況 | 冬の雪道ドライブガイド | 高速道路・高速情報はNEXCO 中日本 (c-nexco.co.jp)、さらに雪国新潟県では、マンガチックな読み物として「しっかり備えよう!冬の渋滞対策」があり、備えについて教えてくれるガイドとなっています。防災啓発パンフレット_初校 (niigata.lg.jp)
コラム:防災用語 「パイピング」パイピングとは、ほつれた布製品の端を、ほつれが広がらないように補修することや、それを装飾としてしまうことも言いますが、防災用語としては、パイピング現象とも言い、水量が多い側の水が、堰の下の水の通り道を通って、水量が少ない側に噴き出してしまう現象も言います。予期しない水あふれは、このような現象が働いている可能性があります。
★この日に起きた災害や事件、事故
トルコ・シリア大地震(令和5年)死者行方不明者5万超え

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