3月19日 朝礼話材

■備えあれば憂いなし-今日の話題
巨大地震時、地下街にいたなら…?  以前に「電車に乗っている時」の場合について触れましたが、今日はその2回目、「地下街にいたら」です。地下街は、今や、天候が悪い日などで利用されるというよりも、ショッピングや飲食での利用が多いと思います。目的をもって地下街に行くのではないでしょうか。普段は、地上の喧騒を離れ、ショッピングや飲食に集中できる、とても便利で暮らしに欠かせない場所ですが、いざ大地震が発生すると危険な場所にもなります。地下街にいるときに地震が発生したらという観点で、少し調べてみました。灯りが点いている限り、そう慌てないと思いますが、停電が発生すると、非常灯のみとなり、あたりは薄暗くなってしまいます。そんな時、慌てないことが何よりです。冷静に考え、行動することです。逃げるにしてもパニックになると、同調性バイアスによって皆が同じ行動に走り、群衆雪崩が起きかねません。まずは、緊急放送等が流れると思いますので、深呼吸して待ちましょう。もし周囲に転倒するモノや割れるモノ等があるなら、離れてください。上からの落下物の恐れがあれば、頑丈な柱の脇とかが安全です。身を低くして頭を保護しましょう。前回同様に、地下商店街等のホームページ等を調べてみました。⑴消防庁防災マニュアル:さまざまな場面での地震遭遇想定があります。地下街の他にも、スーパーやエレベーター、映画館等も出てきます。消防庁 地震防災マニュアル (fdma.go.jp)。⑵地震対策のおまとめブログ:少し古い記事でしたが「地震の際、地下は安全?危険?」という記事がありました。“地震において地価は安全か”“地下に潜む危険について”“地下に発生しうる被害について”“地下街にいるときに地震が起こったら”等、読みがいあるブログです。地震の際、地下は安全?危険? (komonomi.com)。なお、昨今では、主要駅周辺の地下街を、避難場所として活用しよう、整備しようという動きも見られます。また、東京都を中心に、シェルターを確保する政策も出てきています。そう考えると、地下や地下街は、浸水や火災の危険がない限り安全なのかも知れません。
コラム:防災用語 「巨大余震」大きな地震が連続すると、前震なのか本震なのか、余震なのかわからないものです。いきなり震度7が発生する場合もあれば、震度5レベルが頻発する過程で、ある日震度7が襲うこともあり、さらには震度7が連続することもあります。大きな地震が発生した後は、しばらくの間、同程度の地震が継続することはすでに分かっており、小さな揺れをイメージしてしまいがちな余震という言葉に左右されないことが重要です。また地震が続くことで、エネルギーが放出されるから大きな地震には至らないとか地震は減るだろうという考えも、昨今では正しいとは言えなくなっています。
★この日に起きた災害や事件、事故
なし

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