■備えあれば憂いなし-今日の話題 せんべいやあられは最高の災害時備蓄品 スーパーやコンビニ、また百貨店などの食品売り場には、必ず「米菓コーナー」がありますよね。そこには数多くのメーカーのせんべいやあられが、所狭しと並んでいます。間食に限らず酒のつまみとしても重宝なこれらは、一般的に賞味期限が半年~1年ほどと、決して長くはなく、なかなか災害時備蓄品の対象として考える人、実際に備蓄している人は少ないと思います。しかしあえて私は、せんべい・あられは最高の災害時備蓄品として捉えていただき、備蓄されることをお勧めします。私がそもそも大のせんべい・あられ大好き人間だからということではないのですが、真面目にオススメできます!昨今では、災害備蓄にあたり「ローリングストック」という考え方が広まりつつあります。3年~5年保存可能な備蓄食料品を購入し、その時に備えて持っておく・・・というのではなく、普段から通常の食生活の中で食し、食した分を買い足しておくという考え方です。私は自宅のキッチンの一角の引き出しに常に、期限がずれたせんべい・あられ10袋ほど置くようにしています。1袋食べては、1袋買い足している感じです。せんべい・あられは1袋100円台からせいぜい300円台と求めやすく、良質なたんぱく質、炭水化物、脂質、ミネラル、ビタミンなどが含まれた栄養価ある食品で、他の間食菓子類よりもカロリーが少ないといった利点があるようです。焼き・揚げ、塩、醤油など実に豊富な種類あるせんべい・あられを、ぜひこの機会に普段使いの備蓄品として加えませんか。 |
コラム:防災用語 「事前復興」事前復興という言葉を聞いたことはありますか。復興と言えば災害事後が一般的ですね。事前復興とは、大きな災害での被災後の状況を想定して、実際に被災した後の速やかな街づくり、復興を推し進めるための計画やその準備を、災害が発生する以前にしておこうとする取り組みのことです。被災後の姿を想定して事前にこのような街を形成しておこう、ここでどのような衣食住空間を作っておけば、被災からはやく復旧し、暮らしを戻せるか事前に絵を描いておこうという試みです。 |
★この日に起きた災害や事件、事故 客船第5北川丸瀬戸内海沈没(昭和32年)死者・行方不明者113定員の3倍乗船 |
特集記事:「富士山噴火」 富士山が噴火するわけがない!少なくても私が生きている間は…。と思われているでしょうか?内閣府では、府内に「大規模噴火時の広域降灰対策検討ワーキンググループ」を設置し、平成30(2018)年からこれまで4回の会合を開催し、令和2(2020)年4月に副題-首都圏における降灰の影響と対策-~富士山噴火をモデルケースに~として報告書を出しています。このワーキンググループは、総理大臣をトップとする中央防災会議の下組織、防災対策実行会議に置かれたもので、本報告書はホームページから得ることが出来ます。概要としては、「検討の背景」「降灰の影響等」「住民等の行動の基本的な考え方」「対策の検討に当たっての留意事項」などが記されています。以前、富士山は「現在噴火していない火山=休火山」と分類されていましたが、現在の定義による分類では「噴火の記録のある火山=活火山」とされ、その定義での火山111のうちのひとつとなっています。怖がるのではなく、富士山に関わる情報に耳を傾け、予測される被害に見合った準備と事前行動をとることが重要です。 |
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