■備えあれば憂いなし-今日の話題 今日は防災用品の点検日にしよう! 防災用品、揃えていますか?今日は、仕事場にいる方、自宅にいる方、それぞれに是非、防災用品の点検日にしていただけたらと思います。まず、共通の備蓄品から。災害備蓄品は、最低3日間分、できれば1週間分を用意しておきたいものです。飲料水は揃えている会社やご家庭が多いと思います。軽食料や携帯トイレの用意はありますか?ヘルメット、ウェットティッシュ、軍手、防寒保温シート、カイロ、携帯ラジオ、簡易ランプ、乾電池などはどうでしょう?スマホなどの電源となる充電器はもとより、最近は相応の容量がある蓄電器もだいぶ普及してきています。蓄電するためのソーラーパネルと一緒に用意している会社、ご家庭も多く見られるようになりました。続いて会社の場合です。簡易救急セット、拡声器、担架、笛、簡易トイレ、汚物保管バケツ、テントなども会社の規模によっては必要でしょう。ちなみに、不特定多数のお客様が来店、来場される施設では、災害時は緊急的に避難場所としての開放が必要となる場合があります。地域協定を結んでいることもあるでしょう。可能な限り、それら来店、来場者のことも考慮したいものです。次にご家庭においてです。共通備蓄に加えて、ティッシュ、ゴミ袋、紙コップや紙皿、ラップ、トイレットペーパー、タオル、日常服用薬、貯水ポリタンクなどなど。取り急ぎ持ち出したいパジャマや毛布、運動靴などつい忘れがちです。種別的に用意あるモノ、用意ないモノを点検し、数に不足がないか確認します。もちろん同時に、飲食料では賞味期限の確認を、消耗品類は埃やカビの有無を確認します。この10年ほどで、災害備蓄品は大きく進化してきています。食料品では格段においしさが追求され、考え方としてもローリングストックが呼びかけられるようになってきています。この機会に、備蓄品の抜本的入れ替えや、その時まで保存しておくという考えから日常使用して常に新しいものを補充していくという考えに転換するなど、会社もご家庭も再スタートを切ること、大いにお勧めします。 |
コラム:防災用語 「短周期地震動」長周期は聞いたことがあるけど、短周期地震動は知らないという人は多いと思います。揺れがスローモーで大きく揺れる地震に対して、2秒程度の短周期で早く揺れる地震運動を言います。建屋の中にある設備や家財が大きく動くような長周期地震動への対策は、それらの固定が重要となりますが、早く小刻みに揺れる短周期地震動への対策は、建屋そのものの耐震化が重要です。直下型地震では、震源地欠くほど短周期地震動となって、多くの建屋が崩壊する危険が高まり、震源から遠く離れた高層ビル群で長周期地震動となって、設備や家具の転倒の危険が高まります。 |
★この日に起きた災害や事件、事故 宮城北部地震(昭和37年)M6.5死者3、家屋全壊369、 バングラディシュ水害(平成3年)死者13万以上 |
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