5月4日 朝礼話材

■備えあれば憂いなし-今日の話題
日本トイレ研究所のホームページを訪ねてみよう! 私がトイレ研究所の存在を知ったのは、まだ最近のことです。防災士として日本防災士機構からのメールマガジンをとっているのですが、そこでその存在を知り、災害時にいかにトイレ問題が深刻であり、かつ重要なテーマであるか知ることとなったのです。2020年コロナ禍、第2波の頃だと思います。「災害時トイレ衛生管理講習会」が行われていることを知り、さっそくその基礎編に申し込みました。講習会はコロナ禍の中でオンラインによって行われ、2日間にわたって受講しました。当該ホームページで紹介されていますが、この講習会は「災害時トイレ衛生対策を推進し、安心して使用できるトイレ環境をつくる人材の育成を目的」としています。内容は多岐に渡り、10の講義(例えば“建物のトイレ・給排水の仕組みと災害時対応”、“排尿の基礎知識”などなど)の他、グループによる意見交換を行いました。災害時にトイレの問題がとても切実な問題であるか、過去の実例紹介も含めた講師からの解説が強く印象に残りました。その後、2022年に同計画編(例えば“防災トイレ計画作成の意義とトイレ事情”、“災害時のトイレ環境づくりのための交渉・調整実務”などなど)を受講しています。災害時のトイレについて、どれだけの人が真剣に考えているでしょうか。どうしてもデリケートな、会議などで話に出しにくい話材ではあると思います。しかしそれが、間接死に繋がるとなると、見方が変わってくるものです。ぜひ一度「日本トイレ研究所」のホームぺージを訪ねていただき、いくつか資料(例えば“災害用トイレガイド”や“現場の声から学ぶ災害時のトイレ”など)が公開されていますのでご覧になると良いと思います。なお、日本トイレ研究所では、子どものトイレ・衛生教育、トイレビジネスの創出など、複数のテーマに取り組んでいて、短時間の定期的な勉強会を開催したり、日本トイレ大賞を主管したりしています。日本トイレ研究時ホームページはこちら→日本トイレ研究所(Japan Toilet Labo.)
コラム:防災用語 「図上訓練」図上訓練は、テーブルを数名で囲んで、与えられたテーマに対して、対策や運用手順などをディスカッションする訓練です。事例としては、「避難所設営・運営訓練」や「DIG(災害発生時対応訓練)」があります。前者は、学校や公民館を避難所として開設する際の、段取りからレイアウト、指揮、運営手順まで、その平面図を広げて議論し合う訓練で、後者は、地域の地図をテーブルに広げ、それを囲んで防災対策を考え合うものです。
★この日に起きた災害や事件、事故
なし

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