5月11日 朝礼話材

■備えあれば憂いなし-今日の話題
ブレーカーの場所、知っていますか?  ブレーカーは今さら言うまでもありませんが、一戸建て住宅はもとより、ビルやマンションなどの居室にも設置されている電気遮断装置です。よく電気を一度に使いすぎた時、電気が切れますが、その時、ブレーカーが落ちたと表現します。過電流による電気機器の故障や火災を防ぐために、一時的に自動遮断する機器ということです。あなたが今いる部屋の最寄りのブレーカー知っていますか。防災センターなどで集中コントロールされている場合などを除き、ある一部の電流を司っているブレーカーが最寄りにあると思われますが、自宅ではないとなかなか普段知る由もないかも知れません。周りが停電ではないのに、急に電気が消えたなら、ブレーカーを確認することになりますが、見たこともない人が大勢いるかも知れませんね。なぜ、今日の話題でブレーカーのことを話すかというと、災害の発生により家や居室を出て、逃げよう、避難しようと離れる時には、ブレーカーを手動で切って(落として)出てほしいからです。災害などによって停電が発生し、その後数時間または数日して復旧し、再度電気が通ることを「通電」といいます。その際に、災害下で消えていた暖房機器に衣類や紙ごみが触れ、または書棚などの転倒で傷ついた配線コードなどがむき出しとなって、通電したことで発火することがあるのです。これを「通電火災」といいます。阪神・淡路大震災の際に、電気が復旧した段階で、各地に火の手が上がり、この言葉がメジャーになりました。地震で発生した火災ではなく、地震が収まって時間を経てから、近所に電気がつき始めてから発生する火災です。今、ホームセンターや通販などで、非常用品コーナーでは、「感震ブレーカー」という商品が販売されています。これは地震を感知した際に、設定した震度以上になったなら自動的に電気を遮断する器具です。鎖などに繋がれたボールが、揺れにより定位置を外れ落ちることで、ブレーカーを落とすというものです。あらかじめこの器具を設置するのも良いし、または逃げる際に、落として出るのも良いです。いずれも火災を防ぐことに繋がるでしょう。
コラム:防災用語 「内水氾濫」家屋の浸水は、津波を除いては、河川の氾濫によるものと思っていませんか?近くに河川はないとか、小さい川があるだけですからと安心していませんか?ある一定地域に集中して短時間に多くの雨が降ると、雨水升を通じた下水道管や、排水管、処理場升が処理しきれなくなり、路面にあふれ出し、建屋や道路が浸水するといった事象が発生します。これを内水氾濫と言います。これは高台以外どこででも発生し得る現象です。内水氾濫を想定したハザードマップはまだまだ進んでいません。
★この日に起きた災害や事件、事故
宇高連絡船紫雲丸衝突沈没(高松沖・昭和30年)死者・行方不明者168

ホームへ戻る

コメント

タイトルとURLをコピーしました