5月30日 朝礼話材

■備えあれば憂いなし-今日の話題
カセットコンロ、誤った使い方しようとしていませんか?  ホームセンターなどで防災用品コーナーを見ると、たいがい「電気・ガスが使えない時のために」としてカセットコンロが多数並んでいます。少し以前は形状が同じものばかりでしたが、最近では、さまざまな形状のカセットコンロが開発され、販売されています。もちろん災害時ばかりではありません。アウトドアで、キャンプをするなどの時に、炭から火を起こして行うばかりでなく、カセットコンロで容易に焼き物をする向きも多いでしょう。カセットコンロを貸し出しているキャンプ場もあります。3~4人でしたら1台のカセットコンロで充分でしょうが、7~8人で煮炊きや焼き物をしようとなると、1台では量が取れず、どうしても2台で同時進行といった方法を取ると思います。そんな時に、ついついやりがちなのが、カセットコンロの連結使用です。2台を横に並べて、鍋ならまだしも、大きめの鉄板を両方のコンロに渡して使えば、一度にたくさん焼けると思うのは、自然な発想だと思います。しかし、これは厳禁です!2台のカセットコンロを横に並べて、橋渡し的に大きな鉄板を乗せて火をかけると、鉄板が高温になる過程で、カセットガスボンベそのものも高温化するのです。それによって、いきなり爆発することとなります。過去において、飲食店やキャンプ場で死亡事故が発生しています。どうしても複数台のカセットコンロを使用して焼肉などをする場合には、1台1台を十分に離して、それぞれに別の鉄板を乗せることです。災害時は、冷静な判断ができなかったり、空腹を満たすために急いだりと、なにかと安易な方法を考えがちですが、くれぐれも注意が必要です。
コラム:防災用語 「火災保険」火災保険は個人宅に限らず、企業としてもその建屋や設備機器を対象として入っているものと思います。火災保険というと火災を起こしたときに出るものと思ってしまいかちですが、個人宅であれば「住宅総合保険」、企業であれば「企業総合補償保険」と言い換えれるほど、多様な災害に対して支払われる保険です。もちろん保険の範囲とする対象物や規模、災害種別によって組み合わせはさまざまで、組立型もあることから掛け金も多様です。
★この日に起きた災害や事件、事故
横浜航空セスナ機墜落(北海道・昭和47年)死者10

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