6月3日 朝礼話材

■備えあれば憂いなし-今日の話題
外国人、技能実習生や障がい者も積極的に訓練参加を!  職場での防災訓練と言うと、どうしても日常的な作業がある中で行うために、手の空いた人で行おうとなりがちです。また、たとえ可能な限り皆で参加してくださいとはしていても、実際には、いつもの顔ぶれで進めがちです。可能な限り、当日の出勤者全員で行いたいものです。行事と位置付けて、その時間は、電話番を残して行えるような社風にしていただきたいです。また、直接雇用の従業員に限らず、一緒に働いている派遣要員や下請負先要員にも呼びかけたいです。さらに欲を言えば、要員の中には、外国人の方や、技能実習生、障がいをお持ちの方とかがいられれば、それらの方々にも声をかけ、参加いただくことです。例えば、外国人の方や、技能実習生の方々が、普段通訳してくださる人が不在でも避難行動がとれるか、障がいを有する方も安全を確保し、避難場所へと移動できるか、です。災害の発生内容、被災場所によっては、社内においても分散避難が必要かも知れません。馴染みあるいつもの通路が使えないかも知れません。そのような状況を、皆ひとりひとりに自分事としてイメージしていただくのです。付け加えますが、外国の方や技能実習生の方へは、多くの都道府県、市町村が「外国人向け防災情報」や「外国人住民のための防災ハンドブック」などが発行されていますので、検索し活用すると良いでしょう。また、障がいをお持ちの方向けに、同じように「障害がある方のための防災マニュアル」などが発行されています。日本ケアフィット共育機構が進める「防災介助士」資格認定制度があり、私はそちらで実践を含め学びました。
コラム:防災用語 「生活不活発病」生活不活発病とは、体を動かさない状況(例えば避難生活など)が続くことによって、心身の各種機能が低下して、動けなくなってしまう症状を言います。災害時は、普段の生活と違い、極度のストレスを感じる中、周囲に迷惑がかかるとかつまずく危険とかを考え、ついつい座ったり寝続けたりしがちです。動かない~動けないという悪循環となります。こうならないようにしましょう。
★この日に起きた災害や事件、事故
雲仙普賢岳(平成3年)死者・行方不明者43大規模火砕流発生

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