6月4日 朝礼話材

■備えあれば憂いなし-今日の話題
被災時、ペットはどうする?  ペットは、一部には多頭飼育による懸念が報道されるものの、通常はどの家庭でも家族と同様、またはそれ以上に愛されている存在です。災害時にも人間とともに助かり生き抜きたいものです。避難に当たってはペットの視点で考えましょう。避難所によってはペットの受入ができない場合も考えられます。事前に受入可能な避難所を調べたり、または親戚・知人へ預けるとか、ペットホテルに依頼することなども考えたりすることが必要です。もし受け入れ可能な避難所であった場合、別の建屋になることもあり得ます。どこまで設備が整うかわかりませんので、ゲージや飲食料、トイレセットなどは個々に用意することが求められると思われます。飲食料やトイレセットなどは、普段のものを普段から少し多めに用意しておき、まとめて持ち出せるようにしておくことも大事でしょう。昨今では保存期間を長く設定したペットフードも開発されつつあり、また強いストレス下で食欲も落ちるでしょうが、美味しく食べられる栄養バランス良いフードも出ているようです。人と同じように、ローリングストックで回すことも考えましょう。避難所では、いつも以上に健康維持が心配でしょう。目や態度、排泄状況には十分注意し、避難所から出られる段階になったなら動物病院で検診するなど獣医師に相談することがお勧めです。ペットは人以上にストレスは病気に直結しがちだからです。ちなみに移動時は、あらゆるところに瓦礫があったり、水没していたり、少しの余震で倒れそうなブロックなども多いでしょう。目の高さが低いペットは高方を見る範囲が限られると考えて、普段の散歩とは違った注意が必要です。ゲージからの出入りの際は、いつも以上に清潔やケガの有無も確認しましょう。災害前から大事なペットのことを考え準備し、その時にペットの安全を守ってあげたいものです。
コラム:防災用語 「災害ボランティアセンター」大規模な災害が発生した際に、被災した地域に支援希望し集まったボランティアらの活動を、効率よく推し進めるための指揮、コントロールを担う中央機能です。1995年の阪神・淡路大震災時に、多くのボランティアが全国から駆け付けましたが、統制し、または作業先などを調整する機能がなく、中央機能の必要性が騒がれ、以後の大規模災害で置かれるようになりました。ボランティアセンターは、その時だけ活動する機能のみならず、昨今では、普段からボランティア養成や教育・啓もう活動などを行っているセンターも存在するようになってきています。
★この日に起きた災害や事件、事故
なし

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